「志望致しました」と「志望しました」の違いとは?分かりやすく解釈

「志望致しました」と「志望しました」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「志望致しました」「志望しました」の違いを分かりやすく説明していきます。

「志望致しました」とは?

まず、「志望(しぼう)」「こうなりたい、こうしたいと望むこと」「こうなりたい、こうしたいという望みの内容」を意味する言葉です。

「志望する」はその「志望」「動作や行為などを行う」という意味の「する」を付け加えた表現です。

そして、「○○致しました」「○○した」の謙譲語です。

したがって、「志望いたしました」「志望した」の謙譲表現になります。


「志望いたしました」の使い方

「志望いたしました」「志望した」の謙譲表現として、「○○したいと望んだ」「○○したいと希望した」という意味合いで使われています。


「志望しました」とは?

「○○しました」「○○した」の丁寧語です。

したがって、「志望しました」「志望した」を丁寧語になおした表現です。

「志望しました」の使い方

「志望しました」「志望した」の丁寧語として、「○○したいと望んだ」「○○したいと希望した」という意味合いで使われています。

「志望致しました」と「志望しました」の違い

「志望致しました」「志望しました」はどちらも「○○したいと望んだ」「○○したいと希望した」という意味合いを表すフレーズです。

ただし、「志望致しました」が謙譲語であるのに対し、「志望した」は丁寧語になります。

したがって、「志望した」は誰に対しても一定の敬意を表せますが、尊敬語や謙譲語に比べると、示せる敬意が薄くなってしまいます。

対して、「志望致しました」は謙譲語なので、「志望した」よりもさらに丁寧かつ、敬意が込められた表現になるのです。

「志望致しました」の例文

・『教育環境や進学率の高さに魅力を感じ、貴校を志望致しました』
・『御社の国際マーケットへの展望や型にとらわれない経営姿勢に惹かれ、入社を志望致しました』

「志望しました」の例文

・『いずれは起業したいと考えているため、経営学部を志望しました』
・『これまで学んできたスキルをより磨き上げたいと思い、本コースを志望しました』

まとめ

「志望致しました」は謙譲語、「志望しました」は丁寧語ということでした。