この記事では、「伝えておきます」と「お伝えしておきます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「伝えておきます」とは?
知らせておきます、といった意味です。
「伝え」は「伝える」の連用形で、知らせるという意味になります。
「ておく」は「~する」という意味です。
「ます」は敬意を表します。
この言葉は、伝言を受けたときに用いることが多いです。
AさんはBさんに用事があって電話をしたけれど、Bさんはその場にいませんでした。
伝えたい事柄があったので、Aさんは伝言を残しました。
この伝言を受けたCさんが、この言葉を用います。
「お伝えしておきます」とは?
知らせておきます、といった意味です。
「お伝え」は「伝える」の連用形に「お」をつけた形になっています。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表します。
「して」の「し」が「する」のことです。
自分の側の行為を低めた表現です。
このような表現をすることで、相手に対して敬意を表すことができます。
相手から受けた言葉を別の誰かに伝える意を示すときに用います。
Dさんは、Eさんからある言葉を預かりました。
この言葉をDさんからFさんに伝えます。
このようなときにDさんがこの言葉を用います。
「伝えておきます」と「お伝えしておきます」の違い
「伝えておきます」と「お伝えしておきます」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も意味は同じです。
違いは丁寧さです。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表します。
この形にした方が丁寧な印象にになります。
つまり、後者の方が丁寧な表現なのです。
誰に伝えるのかによって使い分け、身内のものに何かを伝えるときには前者を、それ以外の人に対して伝えるときには後者を用います。
まとめ
2つの言葉の意味に違いはないのですが、丁寧さに違いがあります。
誰に伝えるかによって使い分けます。