例えば、理由を説明して文章をつなげる時に使用される表現が「この先は行き止まりですので、迂回してください」のようなものです。
それでは、この「ですので」とはどういう意味でしょうか。
また、「ですから」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ですので」と「ですから」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ですので」とは?
「ですので」とは、「です」という丁寧な語尾に「ので」という接続語がついて、理由と結果を表すために使用される言葉です。
使い方としては前に理由、後にその結果の文章がきます。
「ですから」とは?
「ですから」とは、「です」という丁寧な語尾に「から」という接続語がついて、理由と結果を表すために使用される言葉です。
使い方としては前に理由、後にその結果の文章がきます。
「ですので」と「ですから」の違い
「ですので」と「ですから」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、理由を表す接続語として使用されるものであることは同じですが、若干の印象の違いがあります。
それは「ので」と「から」の違いと言っても良いでしょう。
それでは、この2つはどう違うのでしょうか。
それは、フォーカスするのがどの部分かということです。
つまり、「ので」は、前の文章の状況そのものにフォーカスしていますが、「から」は、前の文章に関しての自分の考えにフォーカスしています。
これは次のような例文を見るとわかるでしょう。
例えば、「この駅が終点ですので、乗り換えてください」と「この駅が終点だと言われたから、乗り換えました」の違いです。
この違いから、後者には話し手の自我が見えるとも言えるでしょう。
まとめ
この記事では、「ですので」と「ですから」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、印象の違いがあるということを説明しましたが、実際に使用するにあたって木をつけなければならないのは「ですから」という表現の「自分中心的な」ニュアンスを感じ取られてしまうことがあることです。
それを防ぐためには「ですので」を使う方が安全といえます。