この記事では、「息が合う」と「気が合う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「息が合う」とは?
物事を行う調子がぴったりとあう、という意味です。
「息」には口や鼻から吸ったり吐いたりする空気という意味だけでなく、二人以上で物事を行うときの調子という意味もあります。
この言葉の場合は、後者の意味で用いています。
「合う」は二つのものが一致する、という意味です。
二人で演奏をするとします。
指揮者がいないので、音の出しはじめは二人で調子を合わせなければなりません。
また、演奏中もどちらかが速くなったり、遅くなったりすることなく、調子を合わせる必要があります。
二人の演奏はぴったりと合っています。
このさまがこの言葉の意味するものです。
「気が合う」とは?
考えや感じ方が一致するという意味です。
「気」には、興味、関心、気持ちという意味があります。
「合う」は、この場合は二つのものが一致する、という意味で用いています。
AさんとBさんの好きなもののことで説明をします。
Aさんはラーメンが好きです。
ラーメンの中でもとんこつラーメンが好きです。
スープは全部飲むという人もいれば、残すという人もいるでしょう。
Aさんの場合はすべて飲む派です。
BさんもAさんと同じで、ラーメンが好きで、特にとんこつラーメンが好きです。
そして、スープはすべて飲みます。
AさんとBさんでは考え方が同じなのです。
このさまをこの言葉は意味します。
「息が合う」と「気が合う」の違い
「息が合う」と「気が合う」の違いを、分かりやすく解説します。
何かが合うという点では似ている意味を持っているのですが、何が合うのかという点に違いがあります。
前者の場合は、調子が合うことです。
二人以上で何かをしたときに、それらの人たちの調子がぴったりと一致することをいいます。
後者は考えや感じ方が一致するという意味です。
まとめ
合うという点では意味が似ていますが、調子が合うのか、考えや感じ方が合うのかという点に違いがあります。