この「予測」と「予報」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「予測」とは?
自分なりに結果がどのようになるか前もって頭で推し量ることを「予測」【よそく】といいます。
例えば、これから風がどちらの方角から吹いてきて、流れはどうなるか気象情報から考える行為を指すのです。
また、どの程度の地震がどこで発生するか具体的に伝えるため予知するのが「予測」になります。
「予報」とは?
確かな情報を得て、今後の天気を予測することを「予報」【よほう】といいます。
「突風の予報が出る」といえば、これからどのくらい強い風が吹くか「予測」して、情報を得たい人たちに伝えるのです。
また、情報を伝えるのが「気象予報士」といい、今後の天気を的確に伝えるのが仕事になります。
現在では日本気象協会により「長期予報」といった何日もの天気をまとめて伝えたり、数値で「予報」するのです。
「予測」と「予報」の違い
ここでは「予測」と「予報」の違いを、分かりやすく解説します。
今後、天気がどうなるか、いつどのくらいの津波が襲ってくるか知らせることを「予測」といいます。
ただし、「予測」が難しい場合もあり、的確な数字が出せるとは限りません。
もう一方の「予報」は風の強さや気温、湿度といった人々が知りたいと思う天気を情報や資料から「予測」して伝えるのが役目です。
最近ではぜんそくや花粉、熱中症を「予報」で伝えて、少しでも人々の暮らしを快適にする手助けします。
「予測」の例文
・『風向きを見て、1週間の雨雲の流れを予測する』
・『天気を予測して、明日の降水量はどうなるか考える』
「予報」の例文
・『2日以内に虹が出る予報を見て、彼女を連れて行く』
・『大雪の予報を見てから道路を選んで通勤している』
まとめ
「予」を使っていますが、「測」と「報」に違いが見られます。
この漢字の意味を調べれば、使い方が分かってくるようになるでしょう。