「暗喩」と「直喩」の違いとは?分かりやすく解釈

「暗喩」と「直喩」の違いとは?違い

たとえば、沖縄やその他のビーチリゾートに旅行にいくと「エメラルドのような青い海の色」という表現することがありますがこれは「直喩」と呼ばれています。

それでは、この「直喩」とはどういう意味でしょうか。

また、「暗喩」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「暗喩」「直喩」の違いを分かりやすく説明していきます。

「暗喩」とは?

「暗喩」とは、文章の中で「比喩」という何かを何かに例える表現する時に、「?のような?」という言葉を使って「比喩」であることを明示しないような方法のことです。

したがって、それが本当に「比喩」なのかどうかは、前後の関係などから類推するしかありません。

英語では「metaphor」といい、「メタファー」として日本語にもなっています。


「直喩」とは?

「直喩」とは、文章の中で「比喩」という何かを何かに例える表現の時に、「?のような?」という言葉を使って「比喩」であることを明示するような方法のことです。

「比喩」であることは明確なので、たとえのセンスが問われることになります。

実は、英語にも同様の意味を持つ単語があり「similes」といいます。

英語の場合は「as」「like」が使われます。


「暗喩」と「直喩」の違い

「暗喩」「直喩」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、何かを別のものに例えるという「比喩」表現の種類であることは同じですが、その「比喩」のやり方が違います。

それは、前述のように「直喩」というのは、「?のような」とか「?のように」というつなぎの言葉を使ってダイレクトに比喩の対象を記述するのに対して、「暗喩」とは、そのような接続の言葉を使わないダイレクトではない表現のことです。

たとえば同じ内容のことであっても「もみじのような手」というのは「直喩」ですが、「この子の手はもみじ」と言えば「暗喩」になります。

すなわち、「これは比喩ですよ」ということを明確にした上で使うのが「直喩」で、そのような前提を示さないのが「暗喩」とも言えます。

まとめ

この記事では、「暗喩」「直喩」の違いを、解説してきました。

「直喩」「暗喩」は、俳句などの短い文章表現の中では、さらにどちらを使うかが難しくなります。

使用する場合には熟考する必要があるでしょう。

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