日本で食べられているかぼちゃは「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」に大別されます。
2つのかぼちゃにはどんな違いがあるのでしょうか。
今回は、「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」の違いを解説します。
「日本かぼちゃ」とは?
「日本かぼちゃ」とは、「戦国時代に日本に伝わった伝統的なかぼちゃ」です。
「日本かぼちゃ」の使い方
日本に昔からある伝統的な野菜というイメージがあるかぼちゃですが日本に伝えられたのは戦国時代です。
1541年にポルトガル船によってカンボジアから伝えられたとされ、カンボジアがなまってかぼちゃという名前になったとされています。
「日本かぼちゃ」はゴツゴツとした分厚い皮が特徴で粘り気が強くあっさりとした味わいです。
そのまま調理するよりも他の食材と合わせた方のに向いています。
「西洋かぼちゃ」とは?
「西洋かぼちゃ」とは、「江戸時代後期に日本に伝えられたかぼちゃ」です。
「西洋かぼちゃ」の使い方
1863年にアメリカから伝えられたとされる中南米原産のカボチャです。
皮のデコボコが少なく全体的にツルリとした見た目で、甘みが強くホクホクした食感が楽しめます。
「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」の違い
戦国時代に日本に伝えられた皮がゴツゴツとしていて色が濃くあっさりした味わいのかぼちゃが「日本かぼちゃ」で、江戸時代末期に日本に伝えられたデコボコが少なく甘みの強いかぼちゃが「西洋かぼちゃ」です。
日本で食べられているかぼちゃのほとんどは「西洋かぼちゃ」で「日本かぼちゃ」は生産量が少なくほとんどは料亭などで消費されます。
「西洋かぼちゃ」は「日本かぼちゃ」比較すると甘みが強く天ぷらなどかぼちゃだけで食べる調理法でも美味しく食べられます。
「日本かぼちゃ」は他の食材と炊き合わせたり濃いめの味で煮たりすると美味しく仕上がるかぼちゃです。
まとめ
「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」は全く別の品種です。
見た目も味も異なるのでそれぞれの特徴を理解して美味しく食べてください。