この記事では、「カポナータ」と「ラタトゥイユ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カポナータ」とは?
夏野菜を白ワインビネガー、塩、砂糖などともに煮込んだ料理です。
甘酸っぱい味が特徴です。
使用する野菜は、ナス、ズッキーニ、トマト、ピーマンなどの夏野菜が主になります。
トマトやピーマンなどは、日本のスーパーでは一年中売られていますが夏が旬です。
作り方を簡単に説明します。
タマネギ、パプリカ、ナスを1. 5cm角に切ります。
野菜はこれ以外にも、ズッキーニやセロリなどを加えてもよいです。
鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけ、野菜を入れて炒めます。
全体に油がまわったら、カットトマトとコンソメのもとを加えて、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
そして、白ワインビネガーを加えてひと煮立ちさせ、塩で味を整えたら完成です。
野菜をよく煮込んで柔らかくしているので、たっぷりの野菜を食べやすいです。
そのまま食べるのはもちろん、付け合わせやソースとしてもおいしく食べることができます。
「カポナータ」の言葉の使い方
白ワインビネガーと夏野菜を煮込んだ料理を指して使用する言葉です。
似たような料理がありますが、酢を使用しているものをこの名で呼びます。
「ラタトゥイユ」とは?
夏野菜をトマトとともに煮込んだ料理です。
使用する野菜は、ナス、トマト、ズッキーニ、ピーマンなどの夏野菜が主です。
作り方を簡単に説明します。
ズッキーニとナスを半月切りに、タマネギとパプリカを角切りにします。
フライパンにオリーブオイルを熱し、タマネギとニンニクを入れて炒めます。
全体に油がまわったら他の野菜も入れ、しんなりするまで炒めます。
トマト缶の中身を汁ごと加え、フタをして20分ほど煮込みます。
途中で水分が少なくなったら水を加えます。
フタを取り、軽くかき混ぜてから塩・コショウで味付けをして完成です。
野菜は柔らかくなっており、たっぷりと食べやすいです。
そのまま食べるだけでなく、パンにのせたり、肉や魚のソースにしたりしてもおいしく食べられます。
たっぷり作って余ったものは、オムライス、サンドイッチ、パスタなどにアレンジできます。
「ラタトゥイユ」の言葉の使い方
夏野菜をトマトとともに煮込んだ料理を指して使用する言葉です。
「カポナータ」と「ラタトゥイユ」の違い
夏野菜を煮込んだ料理という点は同じです。
違いは味つけです。
前者には白ワインビネガーが使用されており、甘酸っぱい味がします。
後者には酢は使用せず、味つけは塩・コショウとシンプルです。
食べ方は似ており、そのまま食べる、パンにのせる、ソースにするなどして食べられています。
まとめ
2つの料理は使用する野菜が似ており、調理方法も似ています。
大きな違いは、白ワインビネガーを使用するのかです。
「カポナータ」は酢を使用しているので甘酸っぱい味で、「ラタトゥユ」は酢を使用しない野菜の味を楽しめるものです。