この記事では、「ローストビーフ」と「タリアータ」の違いについて紹介します。
ローストビーフとは?
ローストビーフとは、塩やスパイス等で味付けた牛の塊肉をオーブン等で焼いて薄くスライスした料理のことをいいます。
ローストビーフは伝統的なイギリス料理の1つで、グレイビーソースをかけて食べるのが一般的です。
西洋わさびとして知られるホールラディッシュやクレソンを添えます。
その歴史は古く、イギリスに駐留していたローマの軍人達が牛の塊肉を焼いて食べたのが始まりとされます。
イギリスでは、日曜日の午後に食べる昼食のメインディッシュでした。
ローストビーフに使用する牛肉は、モモ肉など脂肪分の少ない部位が適しています。
ローストビーフをサンドイッチの具材に使うこともあります。
日本ではご飯の上にローストビーフをのせたローストビーフ丼も人気です。
タリアータとは?
タリアータとは、牛の塊肉を焼いて薄くスライスし野菜やチーズと一緒に食べる料理のことをいいます。
タリアータはイタリアのトスカーナ地方の郷土料理で、イタリア語で「薄く切った」という意味があります。
チーズには、パルミジャーノレッジャーノを使います。
野菜には特に決まりはないので、旬の野菜を使うことが多いです。
また、バルサミコ酢を使ったソースをかけて食べることも多くあります。
お肉を焼く時には、中まで火を通しません。
ローストビーフとタリアータの違い
ローストビーフもタリアータも牛の塊肉を焼いて薄くスライスするのは共通しています。
ローストビーフとタリアータの違いは焼き加減にあります。
ローストビーフは中まで加熱していますが、タリアータは中まで火を通しておらず生に近い状態になっています。
また、ローストビーフはイギリス料理ですが、タリアータはイタリア料理という違いもあります。
まとめ
ローストビーフは中まで火を通していて、タリアータは中まで火を通さないところに違いがあります。