この記事では、“hang”と“hung”の違いを分かりやすく説明していきます。
hangは「~掛ける、吊るす、ぶらさがる」という意味で使う場合の過去形・過去分詞形はhungですが、「首を吊る」の意味で使うときは「hanged」になります。
表現する意味によって活用が異なりますので、この機会に整理して覚えておきましょう。
「hang」とは?
“hang”は「~を吊るす、~をひっかける、垂らす、掛かる、ぶら下がる」という意味です。
「hang」は複数の意味を持つ多義語ですが、上記の意味で使うときは不規則的に“hang-hung-hung”と変化します。
現在分詞は原形“hang”にingをつけて“hanging”となります。
また「hang」は、命令形や受身形で用いて「首をつる、絞首刑にする」という意味の単語でもあり、その際は「hang-hanged-hanged」と活用します。
「hung」とは?
“hung”は「~を吊るす」という意味の“hang”の過去形・過去分詞形です。
「~を吊るす」という意味で“hang”を用いるときは“hang-hung-hung”と不規則的に変化します。
「hang」と「hung」の違い
“hang”と“hung”は、意味によって活用が異なります。
「~を吊るす」という意味のときは「hang – hung – hung」と活用します。
「絞首刑にする」という意味のときは「hang – hanged – hanged」と活用します。
“hang”と“hung”は意味に応じて活用が異なり、文脈に応じて正しく使い分ける必要があります。
最初は例文を丸覚えして、その後応用していくと覚えやすいです。
「hang」の例文
・『He was hanged from the tree. 』(彼は木で首を吊りました。)
・『He was hanged for murder. 』(彼は殺人の罪で絞首刑に処せられました。
・『Please hang the washing on the clothesline. 』(洗濯物を物干しに吊るしてください)
「hung」の例文
・『I’ll have this picture hung on the wall. 』(この絵をかけてもらおう。)
・『She hung a lump from the ceiling. 』(彼女は天井からランプを吊るしました。)
・『He hung up on me. 』(彼は一方的に電話を切りました。)
まとめ
「?を吊るす、掛ける」の意味を持つ“hang”の過去形・過去分詞形は“hung”ですが、「(人の首を)吊るす・絞首刑にする」を表すときは“hanged”となります。
両方とも日常会話やニュースで使う表現ですので、スピーキング力やリスニング力を上達させたいならそれぞれの意味と用法をしっかりと覚えておきましょう。