“loyalty”と“royalty”は一文字しか違わない英単語ですが、意味が異なるため適切な使い分けが必要です。
双方の詳しい意味や使い方を知って、スムーズに使い分けできるようになりましょう。
この記事では、“loyalty”と“royalty”の違いを分かりやすく説明していきます。
「loyalty」とは?
“loyalty”は名詞としての役割を持った単語で、「忠誠」「忠実」「忠義」などの意味のほか「誠実」「真っ直ぐさ」「貞節」といった意味も持ち合わせています。
また、“loyalty”の複数形である“loyalties”は「忠誠心」の意味でも使用されます。
「royalty」とは?
“royalty”は「王位」「王族」「王の権力」「君主の尊厳」「王のような気品」などの意味のほか、「印税」「特許権や著作権などの使用料」「油田などの使用料」といった意味もあります。
また、“royalty”も名詞としてのみ使用される単語です。
「loyalty」と「royalty」の違い
“loyalty”と“royalty”は綴りのよく似た単語ですが、“loyalty”は「忠実」や「忠誠心」などの意味があるのに対し、“royalty”は「王や君主の尊厳」「君主の権力」や「特許権使用料」「印税」「ライセンス料」などの意味で使用されます。
“royalty”の場合、どちらの意味を指しているかはそのときの状況や文脈で判断しますが、カタカナで「ロイヤリティ」と記されている場合はライセンス料などを指しているケースが多いようです。
なお、“loyalty”のカタカナ表記は「ロイヤルティ」となる場合が多いですが、「ロイヤリティ」と記される場合もあります。
次に、“loyalty”と“royalty”の違いを分かりやすく解説します。
「loyalty」の例文
“loyalty”は忠誠や忠実さなどを意味し、一般的には“loyalty to”(~に対する忠義)のフレーズで使用されます。
なお、ビジネスの場では愛社精神やブランドへの愛着などの意味で使われることもあります。
・“They swear loyalty to the team.”(彼らはチームへの忠誠を誓った)
・“The dog has loyalty to his master.”(その犬は飼い主に忠実である)
・“He feels no loyalty to his company.”(彼には愛社精神がない)
「royalty」の例文
“royalty”は「王の権力」や「特許権の使用料」などの意味で使用されますが、どちらの意味を指しているかはそのときの状況や文脈で判断しましょう。
・“She is a great-grandchild of royalty.”(彼女は王侯貴族のひ孫だ)
・“We paid a royalty of 10% on the book.”(我々はその本の10パーセントの印税を支払った)
・“We need to increase royalty on the software.”(我々はそのソフトウェアの使用料を上げる必要がある)
まとめ
“loyalty”と“royalty”は綴りや発音、カタカナ表記まで非常によく似ていますが、意味や使用するシーンなどに違いがあります。
どの意味を指すのかについては、文脈や状況を見て判断しましょう。
ぜひ参考にして英語表現の幅を広げてください。