この記事では、“rarely”と“seldom”の違いを分かりやすく説明していきます。
両単語の意味は滅多に?ないです。
大体同じ意味なので、どちらを使っても構わない場面がほとんどと言えます。
とはいえ、言葉の持つ雰囲気の違いがあるので、詳しく解説していきます。
「rarely」とは?
“rarely”は滅多に?ない、珍しいほど、を意味する副詞です。
和訳からもわかるように、頻度を表しています。
一見肯定文に見えますが、“rarely”の中に否定の意味が含まれているので、和訳するときには否定文として訳します。
頻度としては、かなり低いことを意味しています。
例えば、最近あまり見かけなくなった友人に対しては“rarely”を使うといいでしょう。
また、珍しいほど、と和訳する場合もあり、素晴らしい作品などを褒めるときにも使います。
カタカナのレアに近い意味を持つので、覚えておくといいでしょう。
「seldom」とは?
“seldom”も、滅多に?ない、まれにしかない、を意味する副詞です。
こちらも否定の意味を含んでいるので、否定文として和訳しましょう。
“hardly ever”より“seldom”の表す頻度は高く、“occasionally”よりは低いです。
フォーマルな印象を持つ副詞なので、公的な場面で使います。
例えば、研究結果の発表などには“seldom”を使います。
ある地域では滅多に雨が降らなかった、など頻度について言及するときに“seldom”を使用してください。
「rarely」と「seldom」の違い
“rarely”と“seldom”の違いはほとんどありません。
ただし、“seldom”の方が、フォーマルな場面に適しています。
家族や友人と話しているときには“rarely”を使う方が、堅苦しくなく話せます。
“r”音の発音が苦手で、どうしても伝わらないときには“seldom”を使ってみてください。
多少硬い印象にはなりますが、“seldom”は“rarely”とほぼ同じ意味です。
言いたいことを確実に伝えたいときには、同じ意味を持つ発音しやすい単語で言うことも大切だということを覚えておくといいでしょう。
「rarely」の例文
・I rarely see him after the summer holidays.
・She is a rarely beautiful lady.
「seldom」の例文
・It seldom rains in this area.
・He seldom speaks up.
まとめ
“rarely”と“seldom”の違いについて解説してきました。
“rarely”は口語的に使い、“seldom”はフォーマルにも使える副詞です。
それぞれに大きな意味の違いはありません。
“rarely”が発音できないときには、“seldom”が使えて便利なので、両単語とも覚えておきましょう。