この記事では、“smell”と“scent”の違いを分かりやすく説明していきます。
「smell」とは?
“smell”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~をかぐ」という意味で、においをかぐことを言います。
2つ目は「鼻が利く」という意味で、よくにおいをかぎ分ける様子を言います。
3つ目は「~のにおいがする」という意味で、何かのにおいにより気配が分かることを言います。
4つ目は「悪臭がする」という意味で、くさいにおいがすることを言います。
5つ目は「値打ちがない」という意味で、価値のない様子を言います。
上記に共通するのは「何かから発せられるにおい」という意味です。
「smell」の使い方
“smell”は「~をかぐ」「鼻が利く」「~のにおいがする」「悪臭がする」「値打ちがない」などの意味で使われます。
自動詞・他動詞として使われたり、名詞として「かぐこと」「香り」「におい」という意味で使われます。
基本的に、何らかのにおいがすることを言い、香水など嗜好的な香りではなく、そのものから発せられるにおいに使われる言葉です。
「scent」とは?
“scent”の意味は以下の通りです。
1つ目は「におい」という意味で、ほんのりと香る様子を言います。
2つ目は「残り香」という意味で、獣などの手がかりとなるにおいの跡のことを言います。
3つ目は「香水」という意味で、身だしなみとして付ける香りのことを言います。
上記に共通するのは「ほんのりと残る香り」という意味です。
「scent」の使い方
“scent”は「におい」「残り香」「香水」などの意味で使われます。
名詞として使われたり、自動詞・他動詞として「かぐ」「かぎわける」「香水をふりかける」などの意味で使われます。
基本的に、何かから発せられるにおいだけではなく、香水などの嗜好的な良い香りについても使われる言葉です。
「smell」と「scent」の違い
“smell”は「人や物から発せられるにおい全般のこと」という意味です。
“scent”は「人や物のにおいや、香水など良い香りなどのこと」という意味です。
「smell」の例文
・『There is a smell of gas in this room. 』(この部屋はガス臭い)
・『I bought a spray to remove a bad smell in the bathroom. 』(私はトイレの悪習を消す為にスプレーを買った)
・『I don’t like a smell of natto. 』(私は納豆のにおいが嫌いです)
「scent」の例文
・『She always wears scent. 』(彼女はいつも香水を付けている)
・『This room is filled with the scent of lilac. 』(この部屋はライラックの香りで満ちている)
・『The police dog has a keen scent. 』(警察犬は嗅覚が鋭い)
まとめ
今回は“smell”と“scent”について紹介しました。
“smell”は「物が発するにおい」、“scent”は「物のにおいや香水の香り」と覚えておきましょう。