この記事では、“appear”と“emerge”の違いに関して分かりやすく説明していきます。
「appear」とは?
“appear”は、ap・pearという音節で区切って発音すべき言葉です。
出現するとか姿を見せる、出演するといった意味を持っています。
ちなみに現在分詞はappearingで、過去形と過去分詞がappeared、三人称単数現在がappearsと表記されるのです。
「appear」の使い方
“appear”は、人間が登場するという意味以外にも、物や或いは汚れといった様々なケースで使用可能な単語となっています。
使い方としては他にも、映画やドラマ、CM等に出演するという意味合いでも、この“appear”が使用される事があるのです。
しかも主演から端役まで、幅広い意味に対して用いる事が出来ます。
「emerge」とは?
“emerge”は、e・mergeという区切り方をして発声する言葉です。
出て来るとか出現する、浮かび上がるとか明らかとなる、といった意味を持つ言葉となっています。
ちなみに emergingで現在分詞を表し、emergedで過去形と過去分詞、emergesで三人称単数現在を表しているのです。
「emerge」の使い方
“emerge”は自動詞として、emerge as~という形で、~として出現するといった使い方がされる事が多く見られます。
他にも、emerge+形容詞という形も比較的良く見られる使い方となっているのです。
更にemerge from~という使い方で、~から現れるとか、~を切り抜けるという意味を表す事が少なくありません。
「appear」と「emerge」の違い
“appear”と“emerge”はどちらも、出現するとか出て来るといった同じ意味を持つ単語同士です。
だからこそいざそういった意味合いを表したい時に、どちらの言葉を用いるべきかで迷う人は特に珍しくありません。
似た意味を持つこの2つの単語ですが“appear”の方は、いきなり現れるといったニュアンスが強く、突然性が強い言い回しの表現となっています。
逆に“emerge”は、例えば雲の中にある太陽の様に元々あると分かっているモノ等が現れる、という意味合いとなっているのです。
「appear」の例文
・『He appeared in the movie』
・『A black stain appeared on an important shirt』
「emerge」の例文
・『A dolphin emerged near the beach』
・『I saw her emerge from the dark』
まとめ
2つの単語は、現れるといった同じ意味を持っているため、使い分けに悩む人が多くいます。
ですが“appear”の方は、いきなり見え始めるといった突発的な意味が強く出る言葉です。
“emerge”の方は、元々そこにあって隠れていたモノが現れるという意味が濃く出た言葉となっています。
