「とうもろこし茶」と「ひげ茶」はどちらもとうもろこしを原料に使ったお茶です。
2つのお茶にはどのような違いがあるのでしょうか今回は、「とうもろこし茶」と「ひげ茶」の違いを解説します。
「とうもろこし茶」とは?
「とうもろこし茶」とは、「焙煎したとうもろこしの実を煮出して作る茶外茶」を指す言葉です。
「とうもろこし茶」の使い方
チャノキから取れるお茶の葉以外の原料で煎れるお茶のことを「茶外茶」といいます。
薬草や果実などさまざまな原料を使った茶外茶が存在し独特の味わいや成分で人気を集めています。
茶外茶の中でトウモロコシの実を原料に使ったものが「とうもろこし茶」です。
とうもろこしの実を焙煎して香ばしさを出したものに熱いお湯を注ぎ味と風味を抽出して淹れます。
韓国ではポピュラーな飲み物として親しまれています。
「ひげ茶」とは?
「ひげ茶」とは、「とうもろこしのひげを原料に使った茶外茶」です。
「ひげ茶」の使い方
とうもろこしは先端から細長い繊維状のものが幾本も出ています。
これはトウモロコシの実一つずつから伸びている雌しべで、人の口周りや顎に伸びるひげのように見えることから通称とうもろこしのひげと呼ばれています。
とうもろこしのひげを天日で乾燥させてから炒って香ばしさを出したものにお湯を注いで煎れる茶外茶が「ひげ茶」です。
「とうもろこし茶」と「ひげ茶」の違い
「とうもろこし茶」と「ひげ茶」の違いは「使う部分」です。
どちらもトウモロコシを原料にしたお茶ですが「とうもろこし茶」は実を使うのに対し「ひげ茶」は髭と呼ばれる長い雌しべを使います。
実を使う「とうもろこし茶」は独特の甘みと香ばしさが特徴です。
「ひげ茶」は味や香りがそれほど強くなくあっさりした飲み口です。
実とひげを別々に収穫すれば一本のとうもろこしから「とうもろこし茶」と「ひげ茶」の両方を作れます。
まとめ
「とうもろこし茶」と「ひげ茶」は使う部分の違いで区別されます。
同じ材料でも使う部分によって味も香りも全く別のお茶ができるので好みに合わせて選びましょう。