この記事では、「プルーン」と「レーズン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プルーン」とは?
セイヨウスモモの実です。
また、その乾燥させたものを指します。
セイヨウスモモは、原産地は中国地方、コーカサス地方のバラ科スモモ属の植物です。
日本では主に山梨県、和歌山県、長野県で栽培されています。
生のものが多く出回る時期は6〜9月です。
そのまま生食される他、ジャムやコンポートなどに加工されています。
乾燥させたものは季節に関係なく出回っています。
セイヨウスモモには種がありますが、乾燥させて販売されているものの多くは、種が取り除かれています。
食物繊維が豊富な果物です。
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、セイヨウスモモはどちらもバランスよく含んでいます。
また、果物の中では比較的鉄分を多く含みます。
その他、ビタミンA、葉酸、マグネシウム、カリウムなども含有しています。
「レーズン」とは?
干しぶどうのことです。
天日干しや熱風を当てるなどして、ブドウの果実を乾燥させたものです。
ブドウ科ブドウ属の植物がブドウです。
ブドウといっても、巨峰、ピオーネ、スチューベン、安芸クイーンなどさまざまな品種があります。
「レーズン」には、トンプソンシードレスやブラック・コリンズが主に使用されています。
ブドウの種類によって、紫、緑、黒などの色があります。
成分としては糖分を多く含んでいます。
その6割ほどが糖分です。
「レーズン」はそのまま食べる他、パンやお菓子に加えたり、酵母を作る際に利用されたりしています。
「プルーン」と「レーズン」の違い
「プルーン」と「レーズン」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも果物である点は同じです。
前者はバラ科スモモ属のセイヨウスモノのことです。
生にものも乾燥させたものも、この名で呼ばれています。
後者はブドウ科ブドウ属の実を乾燥させたものです。
まとめ
果物である点は同じですが、それぞれ異なる果物です。