「オレンジ」と「みかん」の違いとは?分かりやすく解釈

「オレンジ」と「みかん」の違い食べ物・飲み物

オレンジもみかんも日本ではよく食べられているフルーツです。

オレンジとみかんの違いについて紹介します。

オレンジとは?

オレンジは数ある柑橘類の中でも最も生産量が多いフルーツといわれ、世界中で食べられています。

インドのアッサム地方が原産で、ヨーロッパ方面に広まりました。

そこから日本に伝わったのは明治時代といわれています。

現在はアメリカやブラジル、メキシコ、スペイン等の国々で栽培が盛んです。

日本で流通しているオレンジの多くは海外産で、特にアメリカのカリフォルニア産のオレンジがスーパーマーケット等での流通量が多くなっています。

ネーブルオレンジやバレンシアオレンジといった品種が有名です。

ネーブルオレンジは甘味と酸味のバランスが良く、そのまま美味しく食べられます。

ただし、時間が経つと苦みが出るので、ジュースなどの加工にはあまり向いていません。

バレンシアオレンジはネーブルオレンジよりも酸味が強いのですが、時間が経っても風味が損なわれないという特徴があります。

そのためジュースに加工されることが多いです。

また、日本でもネーブルオレンジは栽培されていますが、その量はさほど多くはありません。


みかんとは?

日本でみかんというと、温州みかんのことをいいます。

みかんの原産はインドで、それが中国に伝わり日本に伝来しました。

みかんは漢字だと「蜜柑」と書きます。

密のように甘い柑橘という意味があります。

江戸時代に主流となっていたのは温州みかんよりも小さい紀州蜜柑で、当時はみかんというと紀州蜜柑のことを指していました。

それが明治時代に入ると温州みかんが広まり、みかんというと温州みかんのことを指すようになったのです。

甘く程よい酸味もあり、手で皮を剥いて簡単に食べられます。

みかんの産地を挙げると、和歌山県や愛媛県、静岡県などがあります。

保存技術も向上しており、ハウス栽培されたみかんも流通しています。

そのため季節を問わず食べられるようになりました。


オレンジとみかんの違い

オレンジとみかんはどちらも柑橘類ですが、同じフルーツではありません。

英語はorangeですが、日本語にするとそのままオレンジとなります。

みかんとは訳しません。

また、オレンジは皮が厚く、みかんの皮は薄いという違いもあります。

オレンジの皮が厚いのは乾燥した地域で栽培されることが多いからです。

実を乾燥から守るために皮が厚くなっています。

それからジュースに加工されることが多いのはオレンジで、みかんはあまりジュースには加工されません。

ただし、みかんを使ったみかんジュースなどもあります。

また、オレンジは香りが良いので、ジャムやマーマレードに使われることもあります。

まとめ

オレンジの多くは海外産で、皮が厚いという特徴があります。

それに対してみかんは日本産がほとんどで、皮が薄く剥きやすいです。

ジュースやジャムなどに加工されることが多いのはオレンジで、みかんはそのまま食べることが多くなっています。