この記事では、「小豆」と「大豆」の違いについて紹介します。
小豆とは?
小豆は和菓子に欠かせない食材の1つで、あんこの材料として知られています。
小豆はマメ科ササゲ属に属する植物の種子で、東アジアが原産とされます。
日本では古くから栽培されていました。
縄文時代には小豆を食べていたと考えられています。
小豆は「あずき」と読みますが、「あ」は赤色を意味しており「ずき」には「溶ける」という意味があります。
小豆を煮ると皮が破れ、豆が崩れてしまうことから「ずき」が使われるようになりました。
小豆には、大納言や中納言、少納言、白小豆などの品種があります。
饅頭や大福などに入れるあんこの材料で、羊羹や甘納豆、アイスクリームなどにも使われています。
それからもち米に小豆を混ぜて蒸して作る赤飯は、お祝い事に食べられます。
小豆の主な産地は北海道で、生産量の半数以上を占めています。
大豆とは?
大豆はマメ科のダイズ属に属する植物の種子で、世界中で幅広く栽培が行われています。
タンパク質が豊富に含まれているので、畑の肉と呼ばれることもあります。
日本でも古くから栽培されてきました。
煮豆などにして食べることもありますし、加工食品としても食べられています。
大豆を使った加工食品は数多くあり、豆腐や納豆、きな粉、おから、油揚げなど色々あります。
また、味噌や醤油といった調味料も大豆から作られています。
そのため日本人の食卓には欠かせない食べ物といっていいでしょう。
ただし、現在はそのほとんどが海外からの輸入品です。
小豆と大豆の違い
小豆も大豆もマメ科に属する植物の種子ですが、全く違う豆になります。
小豆は和菓子に使われることが多く、大豆は加工食品に使われることが多いです。
まとめ
小豆はあんこの材料に使われる豆で、マメ科ササゲ属に属する植物の種子になります。
それに対して大豆はマメ科大豆属に属する植物の種子で、豆腐や納豆、味噌などの加工食品の原料として使われることが多いです。