送り仮名のミス?
この記事では、「祝く」と「寿ぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「祝(ほ)く/(ほさ)く」とは?
「祝く」には「祝(ほ)く」と「祝(ほさ)く」という2つの読み方があります。
まず、「祝(ほ)く」は「祝いの言葉を唱えて、良い結果が得られるように神へ祈ること」、「相手を呪って神に祈ること」を意味し、「寿(ほ)く」とも表記されます。
そして、「祝(ほさ)く」は「祝いの言葉を述べること」、「他人の不幸を願ったり、祈ること」を意味する言葉です。
こちらは「呪い」の字を用いて「呪(ほさ)く」とも表記されます。
いずれも古典で見かけることができる表現ですが、現代の会話で用いられる例は非常に少ないようです。
「寿(ことほ)ぐ」とは?
「寿ぐ」とは、「喜びや祝いの言葉を述べること」や「言葉で祝うこと」を意味する言葉です。
耳に馴染みのない方も多いかもしれませんが、現代でも披露宴など祝いの場で用いられることのある表現になります。
「祝く」と「寿ぐ」の違い
「祝く」は「祝(ほ)く」と「祝(ほさ)く」の2つの読み方があり、それぞれ以下の意味を含みます。
・「祝(ほ)く」=祝いの言葉を唱えて、良い結果が得られるように神へ祈ること、相手を呪って神に祈ること。
・「祝(ほさ)く」=祝いの言葉を述べること、他人の不幸を願ったり、祈ること。
一方、「寿ぐ」は「喜びや祝いの言葉を述べること」や「言葉で祝うこと」を意味しており、「祝(ほさ)く」の「祝いの言葉を述べる」に近い言葉と言えます。
また、「祝(ほ)く/祝(ほさ)く」は古典的表現であり、現代語で用いられることはほとんどありません。
それに対して、「寿ぐ」は現代でも祝いの場などで用いられている表現になります。
まとめ
・「祝く」には「祝(ほ)く」と「祝(ほさ)く」という2つの読み方があり、「祝(ほ)く」は「祝いの言葉を唱えて、良い結果が得られるように神へ祈ること」や「相手を呪って神に祈ること」、そして、「祝(ほさ)く」は「祝いの言葉を述べること」や「他人の不幸を願ったり、祈ること」を意味する言葉です。
・「寿ぐ」とは、「喜びや祝いの言葉を述べること」や「言葉で祝うこと」を意味する言葉です。