「お手伝い」と「バイト」はどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「お手伝い」と「バイト」の違いを解説します。
「お手伝い」とは？
「お手伝い」とは、「他人がしていることに手を出して助けること」を意味する言葉です。
「お手伝い」の使い方
人がしている行動に対し補佐やサポートなど助けになる形で力を貸すことを意味します。
一般的には簡単な作業に力を貸す場合に使う表現で、複雑で難しい作業や重い責任を伴う重要な仕事を助ける場合は使いません。
作業の主体ではなく脇から力添えする行為を表します。
「バイト」とは？
「バイト」とは、「短時間の非正規労働」を意味する言葉です。
「バイト」の使い方
フルタイムで働く正社員ではなく一部の時間のみ働く非正規雇用の労働形態を指す「アルバイト」の略語です。
一般的には「本業ではない非正規の仕事」を指す言葉として使われており、短期や臨時の契約による非正規労働全般を「バイト」と呼んでいます。
本業とは別の副業、例えば主婦が働く短時間労働や学生が学業と並行して働く臨時雇いなどが「バイト」に当たります。
「お手伝い」と「バイト」の違い
「お手伝い」と「バイト」の違いは「報酬」です。
「お手伝い」は他人の仕事を助けたり負担を一部肩代わりしたりなど力を貸す行為全般を指す言葉で報酬が発生する場合もありますが善意で行う無報酬の行為も含みます。
「バイト」は労働解約なので働きに応じて報酬として賃金が支払われます。
「お手伝い」は家族や友達同士などのちょっとした助力も含みますが「バイト」は正式な雇用関係だけに使う言葉です。
「お手伝い」の例文
・『お手伝いをお願いする』
・『恩師の仕事をお手伝いする』
「バイト」の例文
・『バイトでお金を貯める』
・『学費をバイトで稼ぐ』
まとめ
「お手伝い」と「バイト」は報酬の有無で区別されます。
力を貸しているのか、それとも労働として働いているのかに違いがあるので憶えておきましょう。
