「師匠」と「先生」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「師匠」と「先生」の違い生活・教育

この記事では、「師匠」「先生」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「師匠」の意味

最初に「師匠」(ししょう)の意味からご説明致します。

「師匠」とは、基本的に専門的な分野に精通している人間が、習いにくる者に対して教える方です。


「師匠」の使い方

次は「師匠」の使い方を解説していきます。

「師匠」を使う際は、歌や踊り、芸術を生業とする者が、弟子入りしてくる人間に教えることや師を表現するときに使うものです。

具体的な使い方を取り上げてみましょう。

「僕の師匠はドラマーである」
「師匠は普段、優しいが、教える際は鬼に変わる」などの具合で使えます。


「師匠」を使った例文

・『さすが師匠と言われるだけあって、非常に厳しい人だ』 ・『師匠に教えられた技術は、今日でも通用する』 ・『お笑いの師匠や音楽の師匠というように、専門分やには必ず極めた人間が存在するものである』 ・『師匠は厳しいが、甘党なので、そのギャップが面白い』 ・『師匠は面白い人ではあるのだが、専門分野には絶対に手を抜かないことで有名だ』

「師匠」の類語

それでは「師匠」の類語を取り上げてみましょう。

「師匠」の類語は、「師範」(しはん)や「親方」(おやかた)、「名人」(めいじん)などがあります。

意味は、その道のプロであったり、子分などを取りまとめる人になります。

「師匠」の対義語

「師匠」の対義語について見てみます。

「師匠」の対義語は、「門弟」(もんてい)や「弟子」(でし)になるでしょう。

これらの意味として、プロから教えてもらう者になります。

「先生」の意味

ここでは「先生」(せんせい)の意味をご説明致します。

「先生」とは、上記の「師匠」と同様に、芸を教える人間を指します。

その他の意味としては、学識・知識などが非常に高く、生徒や患者に対して、指導する立派な方を敬って「先生」とします。

また、自分と親しい人や早く生まれた人間に対しても使います。

このように3つの意味があります。

「先生」の使い方

次の項目において「先生」の使い方を解説します。

「先生」を使うときは、自分に芸や技などを教えてくれる人や、頭などがよくて我々に指導してくれる方を意味するときに使います。

また、自分と近しい人間や人生の先輩にあたる方へも、使うことができるのです。

使い方の詳細を書いていきましょう。

「ドラムの先生から上手になったと褒められた」
「英語の先生が飲酒運転してしまったようだ」
「先生は面白いけど筋が通っているから、俺は好きだな」
以上のような使い方があります。

「先生」を使った例文

・『学校の先生は皆、良い人ばかりだ』
・『幼稚園の頃の先生に会いたくなるときがある』
・『サックスの先生が急病で寝込んでしまったので、お見舞いに行こうと思う』
・『先生だったら何でもできると思ったが、そうでもないようだ』
・『年下から先生と言われると、何とも照れくさいと感じます』

「先生」の類語

「先生」の類語について取り上げます。

「先生」の類語は、「インストラクター」「教官」(きょうかん)、「巨匠」(きょしょう)などになります。

意味として、人にものを教える人間や、競技などで相手に勝つことのできる主戦者です。

「先生」の対義語

次は「先生」の対義語について説明します。

「先生」の対義語は、「弟子」(でし)や「生徒」(せいと)になります。

意味は、「先生」から勉強や技術などに関して、指導してもらう者のことです。

「師匠」と「先生」の違い

ここでは「師匠」「先生」の違いをご説明致します。

先ず「師匠」とは、自分の持っている技術などを、弟子とされる人間に対して、教え込む者です。

「先生」は、「師匠」と同じ意味もありますが、主に頭が良く、学識や知識が豊富な人を指します。

したがって、医者や学校の先生が分かりやすい例です。

その他には、自分よりも年長の人や、距離などが近く、親しい間柄で「先生」と使います。

こうして見てみますと、前者の方は、技術や芸術のプロになります。

そして、後者が、博識もあり、学歴が高い者を指しているのです。

「師匠」と「先生」の使い方の違い

次の項目において「師匠」「先生」の使い方の違いについて取り上げてみましょう。

「師匠」を使うときは、芸や技などを、弟子などに教える者を表現するときに使うものです。

具体的な使い方を見てみます。

「師匠になったからには、厳しく教えていくからな。と仰っていた」
「彼が師匠で本当に良かったと思う。結果として、自分の生業になったのですから」という具合で使えます。

「先生」を使うときとしては、年長者や自分と親しい人間を表すときにも使えます。

また、頭の良い人や知識の高い方などを敬うことでも使います。

いい例が学校の先生や、病院の先生になります。

使い方の詳細を書きます。

「自分たちの先生とされる方の年齢は、もう80代だ」
「国語の先生は本当に勉強が好きだと言っていた」
「外科の先生が非常に腕が良いとのことでした」

「師匠」と「先生」の英語表記の違い

最後に「師匠」「先生」の英語表記の違いを解説します。

「師匠」を英語にしてみると、「Master」です。

「Master is famous for being very strict」(師匠は非常に厳しいことで有名だ)となります。

「先生」を英語表記にすると、「teacher」になります。

そして、例文は、「The hospital teacher is still smart」(病院の先生は、やはり頭が良い)です。

まとめ

まとめとして、「師匠」は、自分の持っている技術などを、習いにくる者へ伝授する人間になります。

「先生」とは、知識もあり、学歴もある方を指します。

また、先輩や自分と親しい者へ使うこともあるのです。