この記事では、「方々」と「皆様」の違いを分かりやすく説明していきます。
「方々」とは?
「人々」の敬称、二人称の代名詞という意味です。
「お世話になった方々」のような使い方をします。
この例の場合は、お世話になった人たちが複数人いて、その複数の人を指していることになります。
お世話になった人のことは、軽々しく扱うことはできません。
そこで、敬意をもった言い方をします。
「ファンの方々」という使い方もします。
これは、複数のファンを指しています。
また、二つの動作をあわせて行う意もあります。
この意味では「腹ごなし方々散歩をする」といった使い方をします。
軽く運動をして消化をするという動作と、気分転換的な運動という動作を兼ねて行う意を表しています。
「皆様」とは?
その場にいる全員や関係する人全員を敬っていう語です。
多くの人に呼びかける際に使う語でもあります。
「皆様お越しくださりありがとうございます」のような使い方をします。
この例の場合だと、その場に来ている人全員を指して用いています。
その人たちに敬意を表す言い方です。
「皆様のおかげです」という場合は、お世話になった人すべてを指しています。
お世話になった人たちのことを軽々しく扱うことはできません。
そこで、このように敬意を表す言い方をします。
「方々」と「皆様」の違い
「方々」と「皆様」の違いを、分かりやすく解説します。
複数の人を指す点は同じです。
どちらも敬意が込められています。
前者の場合、二人称の代名詞として使うことができますが、後者はこの使い方ができません。
また、前者は主語にできないわけではありませんが、主語としての使い方をすることは少ないです。
後者は主語として使われます。
前者は、二つの動作を兼ねて行う意もあります。
まとめ
複数の人を指す点では同じですが、二人称を指すことができるのか、できないのかという点や使い方に違いがあります。