「独り占め」と「一人占め」の違いとは?分かりやすく解釈

「独り占め」と「一人占め」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「独り占め」「一人占め」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「独り占め」とは?

自分だけで独占するといった意味で使われている「独り占め」【ひとりじめ】は、人数に関係なく独占する状況を表します。

自分だけでといったところに焦点を当てている言葉であり、少し自己中心で自分の利益ばかり考えている人の行為について表すときよく使われています。

主に、独学や独演、独創といった状況を表す言葉です。


「一人占め」とは?

人数が一人のとき独占することを「一人占め」【ひとりじめ】といいます。

一人だけテーブルを占領したり、熱いお風呂に入って快感を得るといった場面を表すわけです。

使い方としては、「開園後に一人占めした」といい、人がまったくいない時間帯を狙って自分だけで施設を特別に歩いて楽しむ状況が伝わります。

他には、「一人占めしたい料理」といった言い方をして、自分が好きなものを作るという場面で使うわけです。


「独り占め」と「一人占め」の違い

「独り占め」「一人占め」の違いを、分かりやすく解説します。

ひとりで占めるといった状況を表すとき使うのが「独り占め」です。

「教師を独占する」といえば、自分だけに指導させるため傍から離れないといった姿が見てとれます。

それほど興味があったり、好意を持つ人がいたとき、他の者に心奪われないよう強い嫉妬心が独占したいと思う気持ちになるのです。

もう一方の「一人占め」は人というよりも、場所やレシピ、絵、絶景といったものを自分だけが楽しむといった状況を表します。

「独り占め」の例文

・『格好いい男の子を独り占めして、女子が近寄らないようにした』
・『親の愛情を独り占めにした末っ子に、酷い嫉妬心を抱いた』

「一人占め」の例文

・『魅力的な楽器を一人占めにするため、密かにHPから予約した』
・『旅館の窓から見える松原の絶景を一人占めした快感に浸る』

まとめ

似ている言葉を2つご紹介しましたが、状況によって使い方に違いがありますので、自分なりに工夫して場面により使い分けてみるといいでしょう。