「したいです」と「いたしたいです」の違いとは?分かりやすく解釈

「したいです」と「いたしたいです」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「したいです」「いたしたいです」の違いを分かりやすく説明していきます。

「したいです」とは?

「したいです」とは、「自分がある行動を望んでいるという伝える丁寧な表現」です。


「したいです」の言葉の使い方

「したいです」は、日常会話で自分がやりたいことを表す時に使われます。

「したい」は動詞「する」の連用形「し」に希望・願望の助動詞、「です」は丁寧語です。

ただし、間違いではありませんが、簡略的な表現で、丁寧語として不自然です。

「です」が付くのは基本的に「名詞・代名詞など変化しない語」とされています。

「したい」は助動詞として「したく」などと変化する為に、「です」が付くとカジュアルな表現になります。

ビジネスでは「したいと思います」「したく思います」に言い換えましょう。


「いたしたいです」とは?

「いたしたいです」とは「自分がある行動を望んでいると伝えるより丁寧な表現」です。

「いたしたいです」の言葉の使い方

「いたしたいです」は、自分がやりたいことをへりくだる時に使われます。

「いたし」は動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形、「たい」は希望・願望の助動詞、「です」は丁寧語です。

「いたす+したい」ではなく、「いたし+たい」ですのでこちらは問題ありませんが、やはり「です」が付くと簡略形になりますので、「いたしたく存じます」に言い換えましょう。

「したいです」と「いたしたいです」の違い

「したいです」「自分がやりたいことを表す簡略的な表現」です。

「いたしたいです」「自分がやりたいことを表す謙譲表現、ただし簡略的」です。

「したいです」の例文

「したいです」の例文は以下の通りです。

・『婚活したいです』
・『接客の仕事をしたいと思います』

「いたしたいです」の例文

「いたしたいです」の例文は以下の通りです。

・『できれば直接お話しいたしたく存じます』
・『一度お会いいたしたく存じます』

まとめ

今回は「したいです」「いたしたいです」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。