「保つ」と「維持」の違いとは?分かりやすく解釈

「保つ」と「維持」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「保つ」「維持」の違いを分かりやすく説明していきます。

「保つ」とは?

「保つ」「たもつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある状態を変えないで続けること」という意味です。

2つ目は「現在良好、または問題のな状態から損なわれたり乱れたりしない様に、守り続ける」という意味です。

3つ目は「ある状態が変わらず続くこと」という意味です。

4つ目は「世の中を治める」という意味です。


「保つ」の言葉の使い方

「保つ」は動詞として「保つ・保った」「保たれる・保たれた」と使われたり、副詞として「保っている」などと使われます。

「保」という漢字は「大人が乳児を抱いて守る象形」を表し、ここから転じて「安定した状態を変えない様に続けること」という意味で使われています。


「維持」とは?

「維持」「いじ」と読みます。

意味は「ものごとの状態を変えないで続ける様にすること」です。

「維持」の言葉の使い方

「維持」は名詞として「維持する・した」「現状維持」などと使われます。

「維」「つなぎとめる」「支える」という意味、「持」「も(つ)」とも読み「手にもつ」から転じて「守る」「持ちこたえる」という意味、「維持」「ある状態をつなぎとめて守ること」になります。

「保つ」と「維持」の違い

「保つ」「安定した状態を変えない様に続けること」です。

「維持」「ある状態をつなぎとめて守ること」です。

「保つ」の例文

「保つ」の例文は以下の通りです。

・『部屋の温度を常に20度に保つ』
・『若さを保つためにエステに通う』
・『これで自分の面目が保てる』

「維持」の例文

「維持」の例文は以下の通りです。

・『ダブルワークでやっと生計を維持する』
・『豪邸なので維持費がかかる』
・『雨漏りが酷くて現状維持が難しい』

まとめ

今回は「保つ」「維持」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。