この記事では、「抱き寄せる」と「抱きしめる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「抱き寄せる」とは?
「抱き寄せる」は「だきよせる」と読みます。
意味は「離れているものを、腕で包み込む様にして引き、自分にくっつく様にすること」です。
「抱き寄せる」の言葉の使い方
「抱き寄せる」は「抱き+寄せる」で成り立っている語です。
「抱き」は動詞「抱く」の連用形で「腕でかかえ持つ」「かかえるように包み込む」「ある考えや感情をもつ」という意味、「寄せる」は「動かして近づける」「1か所に集める」という意味、「抱き寄せる」で「腕で包み込む様にして動かし近づけること」になります。
基本的に、自分から離れている状態の人や物に使われる表現です。
「抱きしめる」とは?
「抱きしめる」の意味は「腕に力を込めてしっかりと持つこと」です。
「抱きしめる」の言葉の使い方
「抱きしめる」は「抱き+しめる」で成り立っている語です。
「抱き」は「腕でかかえ持つ」「かかえるように包み込む」「ある考えや感情をもつ」という意味、「しめる」は「締める」と書き「強く引っ張ったりひねったりして、緩みのないようにする」という意味、「抱きしめる」で「腕で包み込む様にして、強く緩みがない様にすること」という意味です。
基本的に、自分のすぐ近くにいる人や物に使われる表現です。
「抱き寄せる」と「抱きしめる」の違い
「抱き寄せる」は「離れているものを、腕で包み込む様にして動かし近づけること」です。
「抱きしめる」は「近くにあるものを、腕で包み込む様にして、強く緩みがない様にすること」です。
「抱き寄せる」の例文
「抱き寄せる」の例文は以下の通りです。
・『走り回る子供を抱き寄せる』
・『おもちゃにじゃれるペットを抱き寄せる』
「抱きしめる」の例文
「抱きしめる」の例文は以下の通りです。
・『恋人を抱きしめる』
・『クッションを抱きしめて眠る』
まとめ
今回は「抱き寄せる」と「抱きしめる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。