“Liquid”と“Fluid”はどちらも化学や生物、物理の時間で出て来る単語です。
イメージはどちらも形のない物質ですが我々日本人も『気体』『液体』『固体』 などの定義で学生時代に悩んだ通り、実はこの2つは似て非なるものです。
是非コツをつかんで頂き、日本語と共に意味の違いを覚えて頂ければ幸いです。
この記事では、“Liquid”と“Fluid”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Liquid」とは?
一言で説明すると『液体』という意味の単語です。
理科の時間のおさらいと共に少し液体について考えてみましょう。
『液体』とは流動的で物質の3つの変化(固体、気体、液体)の一つの状態のことを表します。
個体よりは密度はないので、形を容器などを使わないと保つことが難しいですが、気体の様に容器がないと全くどこかに行ってしまう様なことはなく、ある程度の密度で留まることができます。
これが『液体』です。
“Liquid”というと、一般的な会話では飲み薬などで耳にする機会が多いかもしれません。
日本語でも聞いたことはありませんでしょうか?『リキッドタイプ』です。
これがまさに“Liquid”にあたります。
「Fluid」とは?
一方、“Farther”は『流体』を表す単語です。
ところで『流体』とはどのような状態を指すのでしょうか。
実は固体以外の気体や液体は『流体』なのです。
もう少し厳密に『流体』の定義を見てみましょう。
これは文字通り、形が定まっておらず、何か容器などに入れないと一定の形を保たないものです。
この意味では気体も正に“Fluid”と認識できるのではないでしょうか。
例えばスキューバダイビングなどに使う酸素もボンベという容器に入れないとどこかに行ってしまいます。
『液体』も先ほど説明した通り、容器に入れないと一定の形状を保てないという意味では“Fluid”の仲間と言えます。
「Liquid」と「Fluid」の違い
この2つの違いは物質の状態が『水の様にさらさらと形を変えるもの』か『個体以外の液体や気体の総称』かで分ける事が出来ます。
それではネイティブはどの様に使い分けているのでしょうか。
実はほぼ同じ意味として使われています。
形容詞でもどちらも『流動的な』という意味になりますが、ある程度は感覚として分けている方もいらっしゃいます。
例えば明らかに水以外の物質も入っているガソリンなどは厳密には“Fluid”ですが、ネイティブは“Liquid”とも呼びます。
ところが、オートミールなどをミルクでドロドロと溶かしたものは“Fluid”と呼ぶ方が一般的です。
やや乱暴ではありますが、水の様にさらさらしていれば“Liquid”でそれ以外で液体の様に一定の形を保たないものは“Fluid”と認識しても問題ありません。
まとめ
如何でしたでしょうか。
少し化学や生物、物理の時間で使う単語でもあるので日本語でも定義がしにくい単語ではあります。
大まかに日本語で定義をはっきりとさせるとこの様な科学系の単語は単語は理解がしやすくなります。
是非英語と併せて日本語の復習の機会にもして見て下さい。