「どんくさい」と「天然」の違いとは?分かりやすく解釈

「どんくさい」と「天然」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「どんくさい」「天然」の違いを分かりやすく説明していきます。

「どんくさい」とは?

「どんくさい」とは、「動きが遅くて間が抜けている様子のこと」です。


「どんくさい」の言葉の使い方

「どんくさい」は形容詞として使われたり、副詞として「どんくさく走る」などと使われたり、名詞形として「どんくささ」などと使われます。

漢字で「鈍臭い」と書き、「鈍」「にぶい」という意味、「臭い」「~のような様子」という意味の接尾辞、「鈍臭い」「いかにもにぶく見える様子」になります。

元は京都の方言でしたが、次第に全国的に使われる様になりました。


「天然」とは?

「天然」「てんねん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自然のままで人の手が加わっていないこと」という意味です。

2つ目は「自分で意識せずとぼけた言動をすること」という意味です。

「天然」の言葉の使い方

「天然」は名詞・形容詞として「天然だ・である」「天然パーマ」などと使われます。

本来は「自然のまま」「生まれたまま」という意味ですが、人に対して使う場合は「天然ボケ」の略語で、「自覚せずにとぼけたり、滑稽な言動をすること」という意味になります。

テレビでタレントが使う様になり、全国で使われる様になりました。

「どんくさい」と「天然」の違い

「どんくさい」「いかにもにぶく見える様子」です。

「天然」「自覚せずにとぼけたり、滑稽な言動をすること」です。

「どんくさい」の例文

「どんくさい」の例文は以下の通りです。

・『彼は仕事ぶりがどんくさい』
・『どんくさい人だが有名大学出身だ』
・『上司はどんくさいがいざという時に頼りになる』

「天然」の例文

「天然」の例文は以下の通りです。

・『彼女は天然キャラで人気がある』
・『君は天然だと言われて驚く』
・『天然な後輩とやり取りすると疲れる』

まとめ

今回は「どんくさい」「天然」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。