「早速のご対応」と「早々の対応」の違いとは?分かりやすく解釈

「早速のご対応」と「早々の対応」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

「早速のご対応」「早々の対応」は同じような意味の言葉ですが、どのような基準で使い分ければいいのでしょうか。

今回は、「早速のご対応」「早々の対応」の違いを解説します。

「早速のご対応」とは?

「早速のご対応」とは、「無駄な時間をかけない速やかな対応」を意味する言葉です。


「早速のご対応」の使い方

こちらからのアクションに対し相手がリアクションを返すことを「対応」といいます。

ビジネス用語としてはこちらからの申し出に回答を返したり手続きを適切に処理したりといった「働きかけに対して行う仕事」の意味合いで使う表現です。

ビジネスの世界で時間は貴重な資源であり時は金なりを地で行くように少しでも早く対応することが求められます。

「早速のご対応」はこちらからのお願いや要求に対し相手が時間をかけることなくすぐに対応してくれたことを表す言葉です。

速やかにに対応してくれた相手が自分よりも目上の立場である場合に用いる敬意表現です。


「早々の対応」とは?

「早々の対応」とは、「すぐの対応」を意味する言葉です。

「早々の対応」の使い方

お願いしたらすぐ対応してくれた時など待たされることのない素早い対応を表します。

特に敬意が込められていない平易な表現で自分と同格か目下の相手に対して使います。

「早速のご対応」と「早々の対応」の違い

「早速のご対応」「早々の対応」の違いは「敬意」です。

「早速」「早々」は物事にすぐ反応することを指す同じ意味の言葉ですが「早速」のほうかきちんとした言い方です。

「ご対応」「対応」の丁寧な言い方で敬意表現に当たります。

敬意表現である「早速のご対応」はすぐ対応してくれたのが目上の人である場合に使い「早々の対応」は自分と同格か目下の相手である場合に使う、という違いで区別されます。

まとめ

「早速のご対応」「早々の対応」は意味や使い方は同じですが使う相手が違います。

ビジネスで敬語は基本中の基本です。

相手の立場を考慮してふさわしい表現を使いましょう。