この記事では、「帯同」と「引率」の違いを分かりやすく説明していきます。
「帯同」とは?
「帯同」は「たいどう」と読みます。
意味は、「ある目的のために集団に加えて、一緒に連れて行くこと」です。
「帯同」の言葉の使い方
「帯同」は名詞として「帯同する・した」「帯同させる・させた」「妻子帯同」などと使われます。
「帯」は「おび」とも読み「おび状の細長いもの」から転じて「身に付ける」「行動を共にする」という意味、「同」は「おな(じ)」とも読み、「共にする」「一緒にする」「仲間になる」という意味、「帯同」で、「仲間として一緒に行動すること」になります。
「引率」とは?
「引率」は「いんそつ」と読みます。
意味は「上の立場の者が、下の立場の者達を引き連れていくこと」です。
「引率」の言葉の使い方
「引率」は名詞として「引率する・した」「引率される・された」「引率者」などと使われます。
「引」は「ひ(く)」とも読み「こちらへひき寄せる」「連れていく」という意味、「率」は「ひき(いる)」とも読み「全体をまとめて導く」「引き連れる」という意味、「引率」で「上に立ち、全体をまとめて連れて行くこと」になります。
「帯同」と「引率」の違い
「帯同」は「仲間として一緒に行動すること」という意味です。
「引率」は「上に立ち、全体をまとめて連れて行くこと」という意味です。
「帯同」の例文
「帯同」の例文は以下の通りです。
・『有名人は海外に行く際に通訳を帯同する』
・『取引先との接待に新任の部下を帯同する』
・『妻子帯同で国際会議に参加する』
「引率」の例文
「引率」の例文は以下の通りです。
・『教師が生徒を引率して社会科見学へ行く』
・『引率者がる団体旅行に参加する』
・『監督が引率してチームで遠征する』
まとめ
今回は「帯同」と「引率」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。