この記事では、「襟を正す」と「気を引き締める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「襟を正す」とは?
襟を正すは、えりをただすと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、衣服の首を取り囲む部分をという意味を持つ襟をの文字に、正しくするとか整えるといった意味を有する正すの文字を加える事で成立した言葉となっています。
以上の事から襟を正すは、自分の乱れた衣服を整えるや、間違った態度を改めて気合を入れる事を示すのです。
「襟を正す」の言葉の使い方
襟を正すは、乱れた衣服や姿勢を整えるといった意味の言葉として用いられています。
ただしその意味合いから、それまでの態度を改めて気持ちを切り替えるといった意味にも使用されているのです。
「気を引き締める」とは?
気を引き締めるは、きをひきしめると読むのが正解な言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、心の働きをや精神をといった意味の気をの文字に、気持ちを緊張させるとか強くしめるといった意味がある引き締めるの文字を付け足す事で成立した言葉です。
以上の事から気を引き締めるは、気合を込めるや緊張感を持って挑む事を表します。
「気を引き締める」の言葉の使い方
気を引き締めるは、気合を入れるという意味に使われる言葉です。
つまりは、油断せずに緊張感を持ちつつも事に挑むといった意味の言葉として、この気を引き締めるが駆使されています。
「襟を正す」と「気を引き締める」の違い
襟を正すと気を引き締めるの文字を見比べると、使用されている文字も読み方も大半が違っているものです。
所が厄介なのが、同じ様な意味を所有している事だったりします。
とはいえ襟を正すは、態度を改めて気持ちを込めるといった意味や、乱れた服装を整えるという意味を示すのです。
一方の気を引き締めるは、よりシンプルに、気合を入れるという意味を表します。
まとめ
2つの言葉は使われている文字も読み方も似ている訳ではありませんが、指し示す意味合いには似ている部分があるのです。
ただし襟を正すは、乱れた服装や態度を整えるという意味に加え、それまでの態度を改めて気持ちを込めるといった意味に用いられます。
対する気を引き締めるは、気合を入れるや、緊張感を持って事に挑むという意味に使われる言葉です。