「暁には」と「時には」は何を意味する言葉でどのような違いで使い分けられるのでしょうか。
今回は、「暁には」と「時には」の違いを解説します。
「暁には」とは?
「暁には」とは、「物事がうまくいったそのとき」を指す言葉です。
「暁には」の使い方
願いがかなったり希望が実現したりなどある物事が好ましい結果を残したときを指します。
未来のある時点を仮定しうまくいった場合を想定して話す時に用いられる表現で、仮の話としてうまくいった場合に何をするのかを説明するときに使います。
結果を仮定している言葉なので必ず未来の内容についてのみ用いられ過去や現在の話については使いません。
「時には」とは?
「時には」とは、「場合によっては」という意味で使われる言葉です。
「時には」の使い方
「時によっては」という時の可能性を表す言葉です。
いくつもある時の可能性のうち全てではなくそのうちのいくつかにおいてそうなることがある場合に用いられる表現です。
全てにおいて100%そうなるわけではくいくらか可能性がある場合に使います。
不確定の状況を説明する言葉でありある程度条件が決まっていることもあれば完全にランダムで決まることもありますが、基本的にはあまり高くない可能性に対して用いられる表現です。
「暁には」と「時には」の違い
未来において成功した場合を仮定して話す場合に使うのが「暁には」で、それほど高くない可能性を表す時に使うのが「時には」という違いで区別されます。
「暁には」の例文
・『当選した暁には有権者の皆様のために働く所存です』
・『プロジェクトに起用していただいた暁には何としても成功させます』
「時には」の例文
・『時には泣きたい夜もある』
・『時には息抜きも必要だ』
まとめ
「暁には」と「時には」は全く意味が異なります。
日常生活でも使うことはありますがきちんとした場面で使うことが多いので正しい意味と使い方を理解しておきましょう。