この記事では、「誘い」と「お願い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「誘い」とは?
「誘い」は「いざない・さそい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一緒に行動する様にすすめたり、連れだしたりすること」という意味です。
2つ目は「このましくない状態に引き込もうとすること」という意味です。
「誘い」の言葉の使い方
「誘い」は名詞として「食事会のお誘い」「お誘い合わせの上」などと使われます。
動詞「誘う」が名詞化した言葉で、元は「いざなふ」と読まれていたものが「さそう」に変化したと言われています。
「いざ」は感動詞「さあ」が変化した言葉で、「相手に是非そうる様にすすめる」という意味で使われる様になりました。
「お願い」とは?
「お願い」は「おねがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「神仏に実現させて欲しいと望んで祈ること」という意味です。
2つ目は「人に助けや慈悲などを請い求めること」という意味です。
「お願い」の言葉の使い方
「お願い」は名詞として「お願いする・した」「お願いがある」などと使われます。
「お」は美化語・謙譲語・尊敬語の接頭辞、「願い」は動詞「願う」の連用形が名詞化した言葉で「実現して欲しいと望むこと」という意味です。
「願う」の語源は「ねがふ」という言葉で、「ねが」は動詞「ねぐ」の未然形で「ねぎらう」「和ませる」という意味、「ふ」は計測の助動詞、「ねがふ」で「神の心をなごませ、ご加護を求めること」になります。
「誘い」と「お願い」の違い
「誘い」は「相手に是非そうる様にすすめること」です。
「お願い」は「神の心をなごませ、ご加護を求めること」転じて「人に助けや慈悲などを請い求めること」です。
「誘い」の例文
「誘い」の例文は以下の通りです。
・『合コンの誘いがかかる』
・『副業しないかという誘いを断る』
・『遊びの誘いがあればいつでもOKする』
「お願い」の例文
「お願い」の例文は以下の通りです。
・『神様に合格をお願いする』
・『書類にサインをお願いする』
・『選挙戦で最後のお願いに回る』
まとめ
今回は「誘い」と「お願い」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。