この記事では、「せわしい」と「忙しい」【いそがしい・せわしい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「せわしい」とは?
右に左と動きに落ち着きがない様子を「せわしい」といいます。
気持ちが落ち着かないほど色々な事している様子を指す言葉であり、主に人の動きを表すとき使う言葉です。
例えば、夕食時、子供にご飯を作らなければいけないというのに、旦那が上司を連れて来るので、ご馳走を作って出迎えなければならないといったとき、奥さんは慌てて食材を買いに行ったり、客間を片付けるため動き回る様子を指します。
「忙しい」とは?
やらなければならない用事が多すぎて、右や左と動くさまを「忙しい」【いそがしい・せわしい】といいます。
休憩している暇もないため、じっと座っていられないので困る様子が目に見えてくる言葉です。
例えば、仕事を終えたら今度はお昼ご飯を早く食べて、午後からは営業まわりするといったさまは実に「忙しい状態」になります。
「せわしい」と「忙しい」の違い
「せわしい」と「忙しい」の違いを、分かりやすく解説します。
いくつもの用事を済ませたいとき、その場を動き回るそのさまを表すのが「せわしい」です。
このような様子から人にせわしく手を振って見送る行為を表す場合もあります。
もう一方の「忙しい」は多くの客が来て接客するため動き回ったり、複数の仕事を任されたためこなすのに、食事や休憩すらできないでいる人の有様を表すとき使うといった違いがあるわけです。
「せわしい」の例文
・『せわしく動き回る店員に注文できず1時間が経ってしまった』
・『彼女はせわしい人で、付き合ううちに自分も落ち着きがなくなる』
「忙しい」の例文
・『忙しいのに何度も電話してくる彼氏の配慮の無さにがっかりする』
・『姉は子育てと親の介護で忙しい日々に、とうとう倒れてしまった』
まとめ
どちらも落ち着いていられない人の様を表す言葉ですが、使い方に違いがありますので、どのような状況でどう使えばうまく今の有様を表せるかを考えてみましょう。