「凛々しい」と「凛とした」の違いとは?分かりやすく解釈

「凛々しい」と「凛とした」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「凛々しい」「凛とした」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「凛々しい」とは?

心身が引き締まる姿を「凛々しい」【りりしい】といいます。

引き締まった表情と背筋がぴしっと伸びた姿はまさしく凛々しく見えるのです。

その姿からは身も心も引き締まり、前をしっかり向いて歩き出そうとする心意気を感じられます。

他にも、辺りの気温がかなり低く、全身が寒さで凍えるというのに毅然と耐える様子を表す言葉です。


「凛とした」とは?

毅然とした態度を見せる「凛とした」【りんとした】人は迷いがない目をしていて、しっかりした前向きな気持ちを持っています。

周囲に流されず、前向きに物事を捉えるその姿は人を感動させるのです。

この言葉は一ヶ所に気持ちが詰まったように集まり引き締まるという意味があり、そこに「した」という過去形の言葉が掛け合っています。


「凛々しい」と「凛とした」の違い

「凛々しい」「凛とした」の違いを、分かりやすく解説します。

問題が起きても酷く動揺せず、しっかりと物事を受け止める姿を見せる人を「凛々しい」といいます。

とくに、力が弱い女性や子供を守る男性は、いつなんどきも取り乱さず、毅然とした前向きな姿を崩さない態度と気持ちを見せる人を指すわけです。

もう一方の「凛とした」は頼りがいがあり、逞しさが垣間見られる表情と態度を見せる人を指します。

「凛々しい」の例文

・『彼女に惚れた理由は、凛々しく前向きに仕事するところだ』
・『凛々しい態度を見せる男性に強く心奪われる女性は多い』

「凛とした」の例文

・『目の前に現れた少年は凛とした顔つきで、逞しさを感じる』
・『凛とした女性は力強さがあり、男のように仕事で頭角を表す』

まとめ

同じ漢字を使う言葉を2つご紹介しましたが、自分なりにどのような人にどちらを使えばうまく意味を伝えられるかを考えてみて、使い分けてみるといいでしょう。