斧には「和斧」と「洋斧」があります。
2つの斧にはどのような違いがあるのでしょうか今回は、「和斧」と「洋斧」の違いを解説します。
「和斧」とは?
「和斧」とは、「日本で古くから使われている刃が薄くまっすぐな斧」のことです。
「和斧」の使い方
厚くて重い刃に持ち手の柄を取り付け叩きつけるようにして切るのに使う刃物のことを「斧」といいます。
木を切ったり薪を割ったりするのに使う斧のうち日本で古くから薪割り用に使われていたのが「和斧」です。
「和斧」は薪割りに特化した切れ味の鋭い刃物で薄くまっすぐに仕上げられた刃で薪に食い込みすっぱりと断ち割る切れ味の良さが特徴です。
日本では薪としてスギやヒノキなどの針葉樹が利用されていたことから針葉樹の薪に適した構造になっています。
「洋斧」とは?
「洋斧」とは、「西洋で薪割りに使われる厚くて重い斧」です。
「洋斧」の使い方
ヨーロッパやアメリカなど欧米で使われている斧で刃の部分が厚く重く作られており斧本体の重量を利用し叩きつけるようにして薪を割るのに向いています。
薪に食い込んだ刃が押し広げるように割るのが特徴で、大きくて硬い薪を割るのに適しています。
「和斧」と「洋斧」の違い
「和斧」と「洋斧」の違いは「刃の形状」と「使い方」です。
「和斧」は薪を切り裂くけるよう刃が薄く鋭く作られているのに対し、「洋斧」は薪を叩き割れるように刃の先端部分は鋭くなっていますが全体的に厚みがあり重量も重めです。
和斧は薪を切るためのもので刃の鋭さを生かし断ち切るように使いますが「洋斧」は斧の厚みと重さで割るように使うのが正しく力強く叩きつけるように使います。
「和斧」の例文
・『和斧を使うには技術が必要だ』
・『切れ味が鋭い和斧』
「洋斧」の例文
・『洋斧は重さを生かして叩き割るのが正しい使い方だ』
・『固い木材を割るには洋斧が適している』
まとめ
「和斧」と「洋斧」は見た目こそよく似ていますが使い勝手は別物です。
使い方を間違えると怪我してしまうのでそれぞれの特徴を理解して使いましょう。