「役立てる」と「図る」の違いとは?分かりやすく解釈

「役立てる」と「図る」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「役立てる」「図る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「役立てる」とは?

「役立てる」「やくだてる」と読みます。

意味は「その働きを活かして効果が出る様に使うこと」です。


「役立てる」の言葉の使い方

「役立てる」は動詞として「役立てる・役立てた」と使われたり、名詞形として「お役立ち」などと使われたりします。

「役」「責任を持って当たる任務」という意味、「立てる」「ものを縦にして位置させる」から転じて「成り立たせる」「目的にかなって使用価値のあるものとする」という意味、「役立てる」「与えられた役割の目的にかなって、使用価値のあるものとするいこと」になります。


「図る」とは?

「図る」「はかる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとを考えあわせて判断する」という意味です。

2つ目は「ある計画を企てる」という意味です。

3つ目は「工夫して努力する」という意味です。

4つ目は「うまくとりはからう」という意味です。

「図る」の言葉の使い方

「図る」は動詞として「図る・図った」と使われたり、副詞として「図って共謀する」などと使われます。

「図」という漢字は「口」「米倉」の象形で、「境界をはっきりさせる」として「地図」という意味になり、さらに「ものごとを行おうとして色々と考えること」という意味で使われる様になりました。

「役立てる」と「図る」の違い

「役立てる」「与えられた役割の目的にかなって、使用価値のあるものとするいこと」です。

「図る」「ものごとを行おうとして色々と考えること」です。

「役立てる」の例文

「役立てる」の例文は以下の通りです。

・『募金を被災者の為に役立てる』
・『経験を仕事に役立てる』
・『ミスを減らすためにチェックシートを役立てる』

「図る」の例文

「図る」の例文は以下の通りです。

・『綿密に計画を図る』
・『キャンペーンにより利益を図る』
・『復職し易い様に便宜を図る』

まとめ

今回は「役立てる」「図る」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。