「予定調和」と「予定不調和」の違いとは?分かりやすく解釈

「予定調和」と「予定不調和」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「予定調和」「予定不調和」の違いを分かりやすく説明していきます。

「予定調和」とは?

「予定調和」「よていちょうわ」と読みます。

意味は、「ものごとが、最初に大体予想した通りに進み、途中で想定外のことが起きても最終的に周囲で軌道修正して、想定の範囲内の結果に落ち着くと分かっていること」です。


「予定調和」の言葉の使い方

「予定調和」は名詞・形容動詞として「予定調和だ・である」「予定調和の結論」などと使われます。

「予定+調和」で成り立っている語で、「予定」「行事や行動を前もって定めること」という意味、「調和」「全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること」という意味、「予定調和」「全体がほどよくつつりあって、矛盾や衝突などがなくまとまるように、前もって定めること」になります。


「予定不調和」とは?

「予定不調和」「よていふちょうわ」と読みます。

意味は、「ものごとが、最初に大体予想した通りに進まず、途中で想定外のことが起きた時にどうなるか分からない状態」です。

「予定不調和」の言葉の使い方

「予定不調和」は、辞書には載っていません。

上記で紹介した「予定調和」に対して俗語的に造られた対義語です。

書物やブログなどのタイトルとして使われる様になりました。

基本的に、「矛盾が衝突などが起きたりして、全体的に前もって定めた通りにまとまらない様子」を表す言葉です。

「予定調和」と「予定不調和」の違い

「予定調和」「全体がほどよくつつりあって、矛盾や衝突などがなくまとまるように、前もって定めること」です。

「予定不調和」「矛盾が衝突などが起きたりして、全体的に前もって定めた通りにまとまらない様子」です。

「予定調和」の例文

「予定調和」の例文は以下の通りです。

・『この議論は予定調和だった』
・『予定調和なストーリーでつまらない』

「予定不調和」の例文

「予定不調和」の例文は以下の通りです。

・『各自の損得ばかり考えて議論するので予定不調和が続く』
・『所詮他人同士なので予定不調和は当たり前だ』

まとめ

今回は「予定調和」「予定不調和」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。