行為が突然発生する様や連続して行うことを示す言葉には「急に」や「すぐに」があります。
この記事では、「急に」と「すぐに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急に」とは?
「急に」とは形容動詞である「急だ」を連用形にしたものであり、こちらは物事や行為が突然発生することを示す時に使います。
これらの物事や行為や意図しないものや予想外に発生するのが特徴であり、驚いたり慌てる感情を持つことも多のが特徴です。
「急に」は事前に体調がよい場合や特に行為していない状態から、いきなり物事や行為、変化が発生する時にも使うことが可能です。
「すぐに」とは?
「すぐに」は副詞として使われる言葉であり、時間を置かずに発生する様や素早く発生する時に使います。
「すぐに」は漢字で「直ぐに」と書くことも可能ですが、一般的な文章では読みやすさを考慮して「すぐに」の方を使います。
「すぐに」は時間経過が短いという意味で使われることが多く、前の動作や行為から迅速に次の動作や行為に移る時に使うのが特徴です。
「すぐに」の類義語としては「ただちに」があり、こちらも漢字で「直ちに」と書きます。
「ただちに」も同様に時間を置かずに行動する時や、物体などが何も挟まず接していることを示す時にも使います。
「急に」と「すぐに」の違い
「急に」は行為が突然発生する様を示す言葉であり、「すぐに」は前の行動から時間を置かずに次の行動が発生する様を示す言葉です。
「急に」の例文
・『急にお腹が痛くなったので、休憩を取りました』
・『急に降ってきた雨によって、コートが濡れてしまった』
「すぐに」の例文
・『病室からナースコールがあったので、すぐに駆けつけました』
・『割れたガラスをすぐに片付けたので、安心して歩けました』
まとめ
「急に」や「すぐに」は行為や行動が早い様を示す時に使う言葉です。
「急に」は予想外に発生する様を示す時に使い、「すぐに」は前の行為から時間を置かずに即座に次の行動する時に使います。