過去のどこかで、誰かが何かを言ったことを伝える時に使うのが「言っていました」という表現です。
それでは、この「言っていました」とはどういう意味でしょうか。
また、「言いました」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「言っていました」と「言いました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言っていました」とは?
「言っていました」とは、過去のある時点において、だれかが何かを「言った」ことを表すために使う言葉です。
時制としては「過去」ですが、「言っていました」という表現を使う場合には「その時まで、待っていました」が「継続していたこと」を表すのとは違います。
それは「言う」という動詞自体がある程度の継続を内在しているからです。
では、何が違うかと言うことに関しては後述します。
「言いました」とは?
「言いました」とは、過去のある時点において何かを「言った」ということを表すために使う言葉です。
単なる「言う」の丁寧な「過去形」であり、重要なのは「言ったか言わないか」であることが多いと言えます。
「言っていました」と「言いました」の違い
「言っていました」と「言いました」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、過去にだれかが何かを「言った」ことを表す言葉であることは同じですが、若干のニュアンスの違いがあります。
そのニュアンス違いとは、そのことを「伝える意思」があるかどうかと言っても良いでしょう。
すなわち、「言っていました」には、その時に、その人が言ったことを、話している人に伝えたいという気持ちが含まれています。
それに対して、「言いました」には、そのような気持ちはなく、ただ単に「言った」という事実を示しているだけです。
まとめ
この記事では、「言っていました」と「言いました」の違いを、解説してきました。
実は、「?いました」と「?ました」の違いは、今回ご紹介した「伝える意思」だけではなく他にも要因があります。
たとえば、その時点で動作が終了していたことを言いたい時、また、何かの動作の結果が続いていることを言いたい時にも使われます。