この記事では、「聞き忘れる」と「聞き損なう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞き忘れる」とは?
「聞き忘れる」とは聞くという行為自体を忘れてしまうことです。
この場合聞くというのは単純に相手の発言を耳に入れることを指すのではなく、相手になんらかの質問して返答をもらうことを指します。
誰かに対してなにかの返答を貰わないといけないことがあったのに、その返答を貰うための質問を忘れたことを指す言葉が「聞き忘れる」です。
聞かないといけない言葉は発言されていません。
「聞き損なう」とは?
「聞き損なう」とは聞く機会を損なうことです。
この場合聞くというのは耳に入れて内容を捉えることも指しますが質問することも含みます。
相手が口に出した発言が聞こえずなんと言っていたのかわからないのも「聞き損なう」ですし、質問したいことがあったのにタイミングを逃して質問できずに終わることも「聞き損なう」です。
聞かないといけない言葉は発言されていた場合もありますが、質問できなくて発言自体されていない場合もあります。
「聞き忘れる」と「聞き損なう」の違い
「聞き忘れる」と「聞き損なう」の違いを、分かりやすく解説します。
質問しないといけなかったのにそれを忘れるのが「聞き忘れる」で、質問しないといけないことは覚えていてもその機会を逃すのが「聞き損なう」です。
また「聞き損なう」という場合には聞かなければいけないことを相手が口に出してはいても、それを聞き取るのに失敗してしまうことも含みます。
まとめ
どちらも聞きたかったことを聞けなかった点では同じですが、「聞き忘れる」は質問しないといけなかったこと自体を忘れたのに対し、「聞き損なう」は質問するべきこと自体は覚えていたという違いがあります。
また「聞き損なう」は聞くべき発言は引き出せたけれど聞き取るのに失敗して聞こえなかったという意味で使われることもあるというのも「聞き忘れる」と違うポイントです。