この記事では、「平年」と「例年」の違いを分かりやすく説明していきます。
「平年」とは?
「平年」は「へいねん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「1年が365日で、閏年(うるうどし)」でない年のこと」という意味です。
2つ目は「気候や農作物の収穫などにおいて、いつもと同じで普通の状態である年」という意味です。
「平年」の言葉の使い方
「平年」は名詞として「平年並み」「平年に比べて」「平年以上」などと使われます。
「平」は「たい(ら)」とも読み「凹凸や傾斜がない」「特に変わった様子がなく、おだやかである」「特別ではなく普通であること」という意味、「年」は「とし」とも読み「12か月を単位とする時間」という意味、「平年」で「特別ではなく普通である年のこと」になります。
「例年」とは?
「例年」は「れいねん」と読みます。
意味は「1年のうちである特定の日前後を基準とすること」です。
「例年」の言葉の使い方
「例年」は名詞として「例年通り」「例年になく」などと使われます。
「例」は「たとえ」とも読み「引き比べて参照すべき事柄」から転じて「以前から行われている事柄」という意味、「年」は「12か月を単位とする時間」という意味、「例年」で「一年で以前から行われている事柄のある時期」になります。
「平年」と「例年」の違い
「平年」は「特別ではなく普通である年のこと」です。
「例年」は「一年で以前から行われている事柄のある時期」です。
「平年」の例文
「平年」の例文は以下の通りです。
・『今年の積雪量は平年並みだ』
・『今年の米は平年以上の出来だ』
・『平年を上回る人出が予想される』
「例年」の例文
「例年」の例文は以下の通りです。
・『例年通り祭りを行う』
・『例年になく寒い正月になった』
・『海開きが例年より遅れる』
まとめ
今回は「平年」と「例年」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。