この記事では、「真に受けない」と「信じない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真に受けない」とは?
言葉の通りに受け取らない、まじめに受け取らない、という意味です。
「真」には、まじめなこと、真実という意味があります。
「受けない」は「受ける」を「ない」で打ち消しています。
「受ける」は、自分に向けられた働きかけに応じるという意味です。
それを「ない」で打ち消しているので、応じないという意味になります。
たとえば、「今度一緒に食事に行きましょう」と同僚から誘われたとします。
しかし、この人はよく調子のいいことを言うので、誘われた人は本当のことだとは思いませんでした。
言葉通りに受け取らなかったのです。
このさまを意味します。
「信じない」とは?
本当のことだとは思わない、信用しない、という意味です。
「信じる」を「ない」で打ち消しています。
「信じる」は、本当だと思う、信用するという意味です。
それを「ない」で打ち消しているので、本当だとは思わない、信用しないという意味になります。
たとえば、Aさんは自分が食べようと思って、プリンを冷蔵庫に入れておいたとします。
食べようと思って冷蔵庫を開けると、プリンがなくなっていました。
弟が食べたと思い問いただしてみると、「食べていない」といいます。
しかし、弟の言葉が本当のことだとは思えません。
このときのAさんの思いを意味します。
「真に受けない」と「信じない」の違い
「真に受けない」と「信じない」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は言葉の通りに受け取らない、まじめに受け取らないという意味です。
冗談だろうと思うこと、などをいいます。
後者は本当だとは思わないという意味です。
嘘だと思うといったことをいいます。
まとめ
似たような場面で使う2つの言葉ですが、ニュアンスが異なります。
一方は、言葉そのままに受け取らない、もう一方は信用しないという意味です。