「気が強い」と「我が強い」の違いとは?分かりやすく解釈

「気が強い」と「我が強い」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「気が強い」「我が強い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「気が強い」とは?

気性が激しく、目上の人に対しても食って掛かる人を「気が強い」【きがつよい】といいます。

相手がなんと言おうが、自分の方が正しいと思えば上司でも親だとしても断固として自分の気持ちを貫き通すのです。

また、自分よりも背が高い、腕っ節が強いという相手で対しても「負けない」と立ち向かっていき、たとえ負けても泣かないといったところも見られます。


「我が強い」とは?

たとえ自分よりも立場が上の人であっても、自分がこうだと強く確信すればその考えを貫き通すことを「我が強い」【がつよい】といいます。

強情な性格であるため滅多に泣き寝入りせず、周囲から責められて孤立しても前向きに突き進めるだけの精神力があるのです。

また、相手の見た目が強面であっても怯まず、囲まれて脅されても屈しないといったところもあります。


「気が強い」と「我が強い」の違い

「気が強い」「我が強い」の違いを、分かりやすく解説します。

簡単に相手に屈して意のままに操られない人を「気が強い」といいます。

このような人は勝ち気も強く、目上の人でも容易に怯まず立ち向かうといった気性に焦点を当てている言葉です。

もう一方の「我が強い」は自分の考えを絶対に通す人を指す言葉であり、意地っ張りなところが扱いにくいと印象を与えます。

そのため、複数人で行動するよりも一人で物事を考えたり、行動する方が性に合っているわけです。

「気が強い」の例文

・『気が強い弟は、10歳年上の兄に対しても怯まず注意する』
・『社長に対して文句が言える新入社員の気が強い行動に動揺する』

「我が強い」の例文

・『女性の我が強い人は、愛する彼氏の提案であっても受け入れない』
・『周囲にうまく溶け込めない我が強い人は、団体行動が苦手だ』

まとめ

とても似ているタイプを指す言葉を2つご紹介しました。

この2つの言葉の大きな違いは気性と自己ですので、相手はどちらに合うタイプか使い分けてみるといいでしょう。