「おしまい」と「終わり」の違いとは?分かりやすく解釈

「おしまい」と「終わり」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「おしまい」「終わり」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「おしまい」とは?

物事が終わるときに使われているのが「おしまい」です。

使い方としては、「昔話はこれでおしまい」といったように、すべてが完結したことを人に伝えて、この先はもう無いと教えます。

すると、話を聞いた人はそれ以上は期待せず、次の行動に移れるのです。

また、人が投資に失敗して全財産を失ったとき、この先の人生を考えると悲観的になれば「もう私の人生はない」と思う気持ちを込めた絶望感を伝えます。


「終わり」とは?

始まった物事が最後を迎えるときを「終わり」【おわり】といいます。

舞台や練習が終わるなど、たいてい物事には「終わり」を迎える場面が訪れるのです。

使い方としては、「これで特訓は終わりだ」といえば、部下に技や使い方を教えましたが、もう時間がきたことを表します。

また、人の心臓が止まって人生が「終わる」といった状況を指すわけです。


「おしまい」と「終わり」の違い

「おしまい」「終わり」の違いを、分かりやすく解説します。

完全に物事や話が終わったと人に伝えられる言葉が「おしまい」です。

また、時間をかけて作った物が完全に駄目になったとき「もうおしまいだ」と絶望する気持ちを伝えて、どれだけ悲観しているか示します。

もう一方の「終わり」は、始めた作業や仕事がすべて終わったとき使う言葉です。

「授業が終わり、休み時間に入った」という使い方して、次の段階に移る場面になります。

「おしまい」の例文

・『余計な話はおしまいにして、本気で語り合うため相手と向き合った』
・『借金してまで新事業に乗り出したが、大失敗したのでおしまいにした』

「終わり」の例文

・『3学期が終わり、学年が変わるので新しい教科書を調達した』
・『彼女との関係も今日で終わりにして、新しい道を歩きたい』

まとめ

同じ意味を持つ言葉を2つご紹介しましたが、状況によって使い方が違ってきますので、自分なりにどう使えばいいか学んでみるといいでしょう。