この記事では、「おかしな」と「おかしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おかしな」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、普通とは違って笑いたくなるさまです。
たとえば、顔をわざと普通ではない形にすると、それを見た人は思わず笑ってしまいたくなります。
そういったさまを指す言葉です。
もう一つの意味は、奇妙なさま、変なさまです。
たとえば、誰もいない部屋で物音がしたとします。
誰もいないので、音がするのは変です。
この音のことを「おかしな音」といいます。
八宝菜には、鶏卵ではなく、普通うずらの卵が使用されます。
しかし、ある八宝菜には鶏卵が使用されていたとします。
見た目が普通とは異なっていて変な、こういったさまをいいます。
なお、この言葉は形容動詞です。
「おかしい」とは?
この言葉の主な意味は2つです。
ひとつは、普通とは違って笑いたくなるさまです。
犬や猫は、ときどき変わった行動をすることがあります。
自分のしっぽを追いかけたり、おなかを見せて寝そべったりなどの行動を見せ、飼い主を笑わせることがあります。
こういった普通とは違う笑えるさまをいいます。
もう一つの意味は、普通とは様子が異なって疑わしく思うさまです。
普段は元気なのに、今日はのどがイガイガする感じがするとします。
普通とは様子が違い、なんだか変だぞと感じています。
このような普通ではない様子をいいます。
なお、この言葉は形容詞です。
「おかしな」と「おかしい」の違い
「おかしな」と「おかしい」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は形容動詞、後者は形容詞という点に違いがあります。
同じような意味を持っているのですが、品詞が違うため使い方にやや違いがあります。
「〜な恰好」という場合は、どちらも同じように使うことができます。
体の調子が普通とは違うことは、「体の調子がおかしい」といい、「体の調子がおかしな」とはいいません。
まとめ
品詞に違いがあり、使い方が異なります。