この記事では、「よろしくお伝えください」と「よろしく伝えていただけますか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「よろしくお伝えください」とは?
好意を示す言葉です。
「よろしく」は、今目の前にいる人に好意を伝える意味と、目の前にいる人とは別の人に好意を伝えてもらう意味があります。
この場合は後者の意味で用いています。
「ください」は、相手にある事柄をするように求める意を表します。
つまり、この言葉は、別の人に好意を伝えるように頼んでいる意なのです。
「ください」を用いることで、直接的なお願いの仕方になっています。
「お伝え」は敬意を表す言い方です。
「お」をつけることで、相手に対して敬意を表しています。
「よろしく伝えていただけますか」とは?
好意を示す言葉です。
目の前にいる人への好意ではなく、別の人に好意を伝えるようにお願いをするものです。
「いただけますか」は、お願いをする際に用いる言葉です。
問いかけの形で遠回しにお願いをしています。
問いかけの形にすると、命令をしているような印象が和らぎ、穏やかにお願い事を伝えることができます。
強制されて何かをやらされると、嫌な気持ちになります。
問いかけの形は、「それをする・しないをあなたが選ぶことができる」という意味合いです。
自分で選べると、強制されて何かをするよりも、嫌な気持ちになりにくいです。
「よろしくお伝えください」と「よろしく伝えていただけますか」の違い
「よろしくお伝えください」と「よろしく伝えていただけますか」の違いを、分かりやすく解説します。
伝えたい事柄は同じです。
違いは、前者は「それをするように」と直接的な言い方であるのに対し、後者は問いかけの形でお願いをしていることです。
どちらも敬意を表す言い方をしています。
「ください」は命令のような印象を与えますが、「いただけますか」はそのような印象がありません。
まとめ
意味に大きな違いはありませんが、相手に与える印象が違います。