「自己効力感」と「自信」の違いとは?分かりやすく解釈

「自己効力感」と「自信」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「自己効力感」「自信」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自己効力感」とは?

自分が掲げる目標を持ち、かなえようとするため可能性を認知することを「自己効力感」【じここうりょくかん】といいます。

目標を達成するために自分が持つ能力を信じて仕事をこなす人は、何事も積極的に前へ進み、挑戦する気持ちが強い傾向が見られるのです。

このような人は、「自分は失敗しない」という気持ちを持ち、やればできると信じて実行するため頼りになる人材になります。


「自信」とは?

人よりも優れた能力を持つ人間なので、価値があると信じて己を高めることを「自信」【じしん】といいます。

「自信に溢れる」といえば、自分はできる人間だと思って実行するところが失敗せず、前向きに取り掛かれる人になるのです。

「自信」をつけるには恐れない気持ちを持ち、何事にも積極的に体験してみる姿勢が必要になります。


「自己効力感」と「自信」の違い

「自己効力感」「自信」の違いを、分かりやすく解説します。

仕事で成果を出したいとき、「自分はできる」と気持ちを強く持ち、結果を出すため行動することを「自己効力感」といいます。

まったくやった経験がなくても「失敗しない」と考えて難しい仕事に取り掛かるため、前向きにこなしていけるのです。

もう一方の「自信」「自分ならやれる」といった気持ちが前面に強く出る状態を指し、絶対に「できる」といった気持ちを表します。

「自己効力感」の例文

・『高く評価してもらえるように努力する行動こそが、自己効力感となる』
・『成功した人の姿を見て代理体験するのは、自己効力感を高められる』

「自信」の例文

・『やる前からあきらめてしまう弟に、自信を持てる方法を教えた』
・『塾の講師は、いつも自信に満ち溢れた表情で生徒の前に立つ』

まとめ

似ているようで、少し違いがある言葉を2つご紹介しました。

どのような場面で使えば言葉の意味をうまく伝えられるか、自分なりに学んでみるといいでしょう。