この記事では、「事情により」と「諸事情により」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事情により」とは?
「事情により」は、「特別な出来事や理由で、ある結果になることを伝える表現」です。
「事情により」の言葉の使い方
「事情により」は、ビジネス用語としてものごとが中止・変更となる時などに使われます。
「事情」は「ものごとがある状態に至るまでの理由や状態、結果」という意味、「に」は助詞、「より」は「理由・原因・出自を表す語」という意味です。
基本的に、「関係者以外に知られたくない、知らせる必要がない時」に使われる表現です。
「諸事情により」とは?
「諸事情により」は、「幾つかの出来事や理由が複雑にからみあい、ある結果になることを伝える表現」です。
「諸事情により」の言葉の使い方
「諸事情により」は、ビジネス用語としてものごとが中止・変更となる時などに使われます。
「諸」は「数多くのものや多種多様なものを漠然と表す語」という意味、「諸事情」で「ものごとがある状態に至るまで、数多くの理由や状態があること」になります。
基本的に、「関係者以外に知られたくない、知らせる必要がない時」または「理由が複雑で説明するのが困難である時」に使われる表現です。
「事情により」と「諸事情により」の違い
「事情により」は「関係者以外に知られたくない、知らせる必要がない理由」です。
「諸事情により」は「関係者以外に知られたくない、知らせる必要がない理由」「理由が複雑で説明するのが困難である」です。
「事情により」の例文
「事情により」の例文は以下の通りです。
・『事情により会議を欠席いたします』
・『事情により開始時間を遅らせます』
「諸事情により」の例文
「諸事情により」の例文は以下の通りです。
・『諸事情により来月のイベントは中止にいたします』
・『諸事情により新商品発表は延期になりました』
まとめ
今回は「事情により」と「諸事情により」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。