「ヶ所」と「ヵ所」の違いとは?分かりやすく解釈

「ヶ所」と「ヵ所」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「ヶ所」「ヵ所」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ヶ所」とは?

「ヶ所」とは「助数詞」です。

「助数詞」は場所や物の数を数えるとき、数字に添えて何の種類の値かを表す接尾語です。

具体的に言うと、1本や2枚の「本」「枚」のことを指します。


「ヶ所」の使い方

場所の数を数えるときに「1ヶ所」「2カ所」のように使われます。


「ヵ所」とは?

「ヵ所」とは、先述した「ヶ所」と同じく「助数詞」になります。

「ヵ所」の使い方

場所の数を数えるときに「1ヵ所」「2カ所」のように使われます。

「ヶ所」と「ヵ所」の違い

結論から述べると、「ヶ所」「ヵ所」は同義語であり、どちらも助数詞として用いられている言葉です。

「ヶ所」「ヵ所」の語源を辿ると、「問題になっているその場所」「助数詞」の意味を含める「箇所(かしょ)」に行き着きます。

「ヵ所」「カ」はこの「箇」の略語なのです。

そして、「ヶ所」「ケ」「箇」の略字である「个」をさらに略したものになります。

現在では、「問題の箇所」「該当の箇所」など、対象が部分の場合は「箇所」を、「1ヶ所」「2ヵ月」など場所や物の数を数えるときには「ヶ」「ヵ」を用いるとして使い分けがされています。

「ヶ所」の例文

・『1ヶ所にまとまらず、広がるように陣形をとる』
・『2ヶ所同時に攻撃する作戦は見事に成功した』
・『明日は用事で3ヶ所をまわらなければならない』

「ヵ所」の例文

・『このエリアには何ヵ所かおいしいカフェがある』
・『問題となっている数ヵ所の区画を視察する予定だ』
・『1つの小さな事件と思われていたものが、5ヵ所以上の場所にまたがる大事件へと発展した』

まとめ

「ヶ所」「ヵ所」はどちらも場所や物の数を数えるときに用いられる助数詞ということでした。

いずれも場所の数を数えるときに「1ヶ所」「1ヵ所」のように使用されています。